映画プロデューサーのささやかな日常(20)

トークショーであらきゆうこさん(左)、竹中直人さん(中央)と=松江市美保関町七類、メテオプラザ
 イベント「日々ロックな気分」

     夢のコラボで大盛り上がり

 去る11月1日(土)、松江市美保関町七類にあるメテオプラザでイベント「日々ロックな気分」が開催されました。3連休の初日にもかかわらず、待ちかねていた400人を超えるお客さまで会場はあっという間にいっぱいになりました。構想からはや半年。開演前の多数のお客さまを見ながら、僕は素晴らしいアーティストと共にステージに立たせていただくことに武者震いしていました。

 トークショーのMCは境港市出身の実力派ドラマーあらきゆうこさん、ゲストは映画「日々ロック」にライブハウス店長役で出演している竹中直人さん。末席で僕も参加させていただきました。

 竹中さんの出演シーンをまとめた特別映像が上映され、竹中さんは撮影現場について「楽しかったですよ。気付いたら、周りがみんな若くて年長者になってましたね(笑)」。他にも「脱げそうになるのを必死で抑えてました」といった初めて明かすカツラの苦労話など、さまざまな撮影の裏話が語られ、会場は笑いでいっぱいになりました。

 竹中さんはロックスターの故忌野清志郎さんと生前に親しくされていました。映画の中でヒロイン役の二階堂ふみさんが歌うRCサクセションの「雨上がりの夜空に」についても、「二階堂さんが歌っているのを見て、なんか不思議な感じでした」と、懐かしげな面持ちで話されていたのが印象的でした。

 続くライブでは、映画に楽曲を提供している細身のシャイボーイさん、「忘れらんねえよ」の柴田隆浩さんが登場。それぞれたった一人でギターを抱えたスタイルでありながらも、力強さと繊細さを兼ね備えたパフォーマンスで観客を魅了しました。

 そして大トリは「竹中直人とオレンジ気分」。RCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」の他、ご自身が大ファンであるフィッシュマンズの「いかれたBaby」を熱唱しました。当時のロック界に大きなインパクトを与えた、まさにロック史に残る名曲中の名曲。最前列で写真撮影していた僕は感激のあまり、涙が出そうになりました。

 その後、サプライズでフィッシュマンズのドラマー・茂木欣一さんが登場し、アンコールの「Walking in the rhythm」では、あらきゆうこさんとのツインドラムを披露。予想外の夢のコラボレーションに、大盛り上がりとなりました。

 さまざまなアーティストが登場する大規模なイベントだったにもかかわらず、トラブルはほとんどなし。唯一問題だったのは、会員制交流サイト(SNS)サービスのツイキャスで配信するための電波が弱く、映像がとぎれとぎれになってしまったことぐらいでしょうか(笑)。

 これもひとえに、境港市の若手経営者有志でつくる境港元気拡大委員会の皆さんが一致団結して、この日の準備をしていただいたからだと思います。本当に素晴らしいスタッフとアーティストのおかげで、ハッピーで大成功の夜でした!!

 (松竹映像本部 映画プロデューサー・石塚慶生、米子市出身)

2014年11月14日 無断転載禁止