輝(き)らりキッズ 楽しく滑り充実の時間

大会に向け練習に励む中祖未夢さん=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田
12月、国体フィギュアスケート競技予選に出場・中祖未夢(なかそみむ)さん 浜田東中学校3年

 指導者の夢を持ち練習

 浜田市上府(かみこう)町に島根県西部唯一(ゆいいつ)のアイススケート場があります。このスケート場「サン・ビレッジ浜田」は、一般(いっぱん)の人がスケートを楽しむだけでなく、フィギュアスケートを行う子どもたちの練習会場にもなっています。シーズン(10~5月)になると平日を中心に、営業終了後の午後6時ごろから続々(ぞくぞく)と小中学生がマイシューズを手に集まってきます。

 その中に、髪(かみ)をきれいにまとめ上げた浜田東中学校(浜田市下府(しもこう)町)の3年生中祖未夢(なかそみむ)さん(15)の姿がありました。このほど、12月に茨城(いばらぎ)県である国体冬季大会フィギュア競技(きょうぎ)予選会への出場権(しゅつじょうけん)を初めて獲得(かくとく)しました。「予選で上位に残り、本選に出場したい」と、決意(けつい)を胸(むね)に大会に挑(いど)みます。

 フィギュアスケートを始めたのは5歳のとき。友だちに誘(さそ)われ週1回、同スケート場で行われている教室に通い始めたのがきっかけです。小学4年生からはプロの指導(しどう)も受けています。

 シーズンの平日は学校が終わった後、同スケート場で2~3時間ほど滑(すべ)っています。土、日曜日は出雲市園町のアイススケート場「湖遊館(こゆうかん)」で練習しています。また、夏には岡山県に遠征(えんせい)もします。「今までたくさんの時間をささげてきた」と言うほど、常に生活の中心にはスケートがありました。

練習前のひとときを楽しむ子どもたち。左から4人目が中祖未夢さん
 「これまでスケート以外の時間がなく、友だちと遊びたい時もあった」。今年の夏、こうした思いから急に滑りたくなくなり、岡山県での遠征後から10月まで約3カ月間、スケートを休んでいました。

 これほど長い間、スケートから離(はな)れたのは今回が初めてです。しかし、この休養(きゅうよう)期間を経て、あらためてスケートに打ち込んでいる時間が充実(じゅうじつ)していることに気付いたそうです。そして、復帰(ふっき)後は滑ることの楽しさを再確認(かくにん)し、時間を有効(ゆうこう)に活用しようと練習も効率(こうりつ)的にできるようになったと言います。

 今の目標(もくひょう)は、今度の大会で緊張(きんちょう)せずに「いつも通りの演技(えんぎ)をすること」です。来春以降は、高校生活を第一にし、フィギュアスケートを始めるきっかけになった教室の手伝いをするなど指導者側で協力したいと考えています。

 「地域(ちいき)のリンク(スケート場)を守っていくためにも、ここからたくさんの選手が生まれるようになってほしい」。自身のレベルアップもですが、次に続く選手のことも考えながら日々、練習に励(はげ)んでいます。


≪プロフィル≫

【好きな科目】体育

【好きな食べ物】母の作った煮物(にもの)

【好きなタレント】フェアリーズ

【心掛けていること】自分に自信を持つ

【尊敬する人】浅田真央(あさだまお)選手

【得意な演技】ジャンプ
  (ダイナミックな高さのあるジャンプが持ち味)

2014年11月26日 無断転載禁止

こども新聞