輝(き)らりキッズ 硬球に魅せられた女子中学生

「ずっと硬式野球を続けたい」と目を輝かせ、素振りに励む安食志保さん
少年野球チーム「松江ボーイズ」・安食志保(あじきしほ)さん(湖東(ことう)中1年)

 光るセンス 攻守(こうしゅ)に躍動

 女子では珍しい硬式(こうしき)野球に情熱を燃やす中学生が松江市にいます。安食志保(あじきしほ)さん(13)=松江市大庭(おおば)町。湖東(ことう)中1年生ながら「硬式野球が好き。ずっと続けたい」と、今日も男子に交じって硬球を追っかけています。

 安食さんは4人きょうだいの3番目で、兄は高校野球部、中3の姉も学童軟式野球で活躍(かつやく)し、小5の妹も現在学童野球チームの一員という野球一家。安食さんも小学2年生から「大庭バファローズ」に所属。6年の時にはエースでキャプテンを務めました。

 昨春、キャプテンとして臨んだ「第9回松江市教育長旗争奪(そうだつ)大会」では、決勝戦で強豪(きょうごう)・乃木ライオンズに敗れたものの、準決勝、決勝と続けてマウンドに立ち、準決勝では二塁打を放つなど、投打にわたり準優勝の立役者となりました。

 中学生になって、当初は軟式の湖東中野球部に入部するつもりでしたが、松江市の硬式少年野球チーム「松江ボーイズ」に体験入部した際、「とても楽しかった」からと、同チームへの入会を決めました。

練習で北脇監督の指示を聴く安食志保さん=右端
 身長157センチと小柄(こがら)ですが、松江ボーイズではしぶとい打撃と内外野とも無難にこなす堅実(けんじつ)な守備で頭角を現し、1年生にして早くも堂々のレギュラー候補。安食さんを指導する北脇将(きたわきまさる)監督(42)は「前日指摘したことは翌日には必ず復習してくる努力家。打撃、守備ともセンスは抜群(ばつぐん)。今のまま順調に伸びてほしい」と期待しています。

 毎週土、日は松江市西津田球場で朝から夕方まで、平日の夜も屋内練習場で白球を追い、野球漬(づ)けの毎日を過ごしていますが、野球を離れれば歌手の西野カナがファンという、普通の女の子に戻ります。そんな安食さんを父親の隆夫(たかお)さん(46)=NPO法人代表=は「とにかくけがをしないように野球を楽しんで、自分の目標に向かって進んでほしい」と温かく見守っています。

 安食さんは「いつかはピッチャーもやってみたい。そのためにはもっともっと練習してうまくならなければ」と話し、さらに島根県内には現在女子硬式チームがないため、「高校生になっても、県外に出て硬式野球を続けたい」と将来を見すえています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】 体育

【好きな食べ物】オムライス

【好きな選手】 巨人の阿部慎之助(あべしんのすけ)、坂本勇人(はやと)選手

【尊敬(そんけい)する人】 チームメート

2014年12月3日 無断転載禁止

こども新聞