きらめく星たち 1月の星空

<1月の星座> (この星図のように見える時間) 上旬:午後9時ごろ 中旬:午後8時ごろ 下旬:午後7時ごろ
明るい星多くきらびやか

 一年中で冬の星空が一番きれいだと思う人は多いことでしょう。冬の星座には明るい星が多く、たいへんきらびやかです。

 まずは星の並(なら)びがわかりやすいオリオン座。砂時計を立てた形に見たときの左上の星ベテルギウスと右下の星リゲルは、この星座の中でも特に明るく光っています。オリオン座の近く、おおいぬ座のシリウスはもっと明るく、また、こいぬ座のプロキオンも目立ちます。ベテルギウス、シリウス、プロキオンを線で結ぶと冬の大三角になります。

 今度は、リゲル、シリウス、プロキオンをつないでください。さらに、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランとたどり、最後にリゲルに戻(もど)ると、大きな六角形を作ることができます。これを冬の大六角形といい、冬のダイヤモンドと呼ぶ人もいます。

 ところで、冬の大六角形を結ぶとき、ふたご座のポルックスと並んで同じような明るさの星があるので、紛(まぎ)らわしいかもしれません。この星はカストルといい、実はポルックスよりわずかに暗く、明るさの線引きをした場合、ポルックスは1等星、カストルは2等星になります。

 神話によるとカストルとポルックスは卵から生まれた双子(ふたご)の兄弟で、兄のカストルは人間、弟のポルックスは神でした。だからかどうかはわかりませんが、弟の星の方が明るく輝(かがや)いています。

 紹介(しょうかい)した星の名前は覚えなくても構(かま)いませんが、冬の星のにぎやかな並びをぜひ見てください。そしてこの冬はその東側で、ひときわ明るい木星がきらめく星たちと輝きを競っています。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2014年12月17日 無断転載禁止

こども新聞