米子境港 「リーダーのための発想術・決断術」

古川 英夫氏
  生き残り賭ける地方企業

    経営幹部育成の秘訣は


   講 師 古川 英夫氏(経営コンサルタント・税理士)

   演 題 「リーダーのための発想術・決断術」



 山陰中央新報社の「米子境港政経クラブ」は平成27年1月27日(火)に定例会を開催します。今回は、経営コンサルタント・税理士の古川英夫(ふるかわ・ひでお)氏を講師に迎え、「リーダーのための発想術・決断術」と題して講演してもらいます。


 アベノミクスへの期待感が薄れるなか、地方の企業経営者は生き残りを賭け、懸命の努力を強いられている。消費税増税の反動による消費落ち込みに加え、円安に伴う原材料費の高騰という問題も立ち塞がる。全国津々浦々へ行き渡るはずのアベノミクスだが、その足音すら聞こえてこない。政府は3兆5千億円規模の経済対策を示した。中小企業の賃上げを後押しする助成金の拡充や、自治体向け交付金の創設などが柱だが、地方への効果は不透明だ。

 古川氏には以前も講演をお願いしたことがあり、そのときには「政治に責任転嫁せず、市場の声に耳を傾けよ。商品開発のネタはいくらでも転がっている」「ナンバーワンよりもオンリーワンを目指せ」と強調した。「不況下でも業績を伸ばしている企業もある」とも。

 この古川氏、2005年11月から毎週1回、無料メルマガ「経営のヒント」を発信している。30秒以内で負担なく読めるワンポイント・アドバイスと好評だ。最近、送っていただいた「ヒント」を紹介しよう。


●逃げ道を作らないからパワハラになる

 私の少年時代を振り返ると、近所に度量の大きいおじさんたちがいた。

 狭い空き地で野球をやっていると、時々よそ様の窓ガラスを割ることがある。

 怒られると思いきや「まだまだ修行が足りない!」と言ってニコッと笑う。

 近所の仲間と柿泥棒をやっていると、たまには見つかってしまうことがある。

 「こらっ!」と言われて慌てて逃げるが「少しは残しておきなさい」と笑わせる。

 とりあえず叱られるのだが、元気な子供を育てるという気風が根底にあった。

 勉強は「3」ばかりだったが、野球なら1番、走るのも(実は逃げ足)1番と

 自信を持てたのは、度量の大きいおじさんたちに逃げ道を作ってもらったからだ。

 職場ではパワハラだと騒いでいるが、ノルマや責任をとことん追及するだけで、

 逃げ道を作ってやらないから部下は参ってストレスを溜めてしまう。

 人の欠点や失敗を執拗に追及しても恨みを買うだけで何もいいことはない。

 上司が大きな心で部下を包み込めばパワハラなんてなくなるだろうに。


●IQは大事だがEQはもっと大事

 IQは知能指数でEQは心の指数と言われている。

 ペーパーテストでいい点を取ればIQが高いとされ、

 人の気持ちがわかり思いやりのある人はEQが高いとされる。

 ペーパーテストでいい点を取って高学歴になるのはいいが、

 高学歴だというだけでバラ色の人生になる保証はない。

 むしろ決定的に大事なのは人の気持ちを読む力。

 営業マンは顧客をどうやって買う気にさせるか、

 上司は部下をどうやってやる気にさせるか、

 企業経営とは、簡単に言えばこの2つに集約できる。


 経営者・幹部を対象とした一社研修「経営ドック」や、幹部・管理者を対象とする公開研修「プロ幹部養成塾」など、ユニークなコンサルタント活動を続ける古川氏。今回、山陰の経営者たちにどんなエールを送ってくれるのだろうか。ご期待下さい。

 (事務局長 友定雅紀)



<古川 英夫氏のプロフィール>

 1979(昭和54)年一橋大学経済学部卒。都市銀行、コンサルティング会社を経て、91年株式会社オンリー・ワン設立。これまで全国46都道府県にわたり、約550の企業・団体で経営診断・指導・教育にあたる。経営者・幹部の研修など講演も多い。著書に「30代までに身につけておくべきことー人間として、社会人として、リーダーとして」など。長崎県出身、59歳。

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2014年12月27日 無断転載禁止