輝(き)らりキッズ ロボットサッカーあくなき研究

全国大会に向けロボットを改良する佐々葉遼平君=江津市内
青陵(せいりょう)中(江津)3年・佐々葉 遼平(ささばりょうへい)君

 3月全国大会に再挑戦(さいちょうせん)

 パソコンでプログラミングしたロボットを使うサッカー競技に、江津市内の中学生が熱心に取り組んでいます。江津市立青陵(せいりょう)中学校(江津市二宮(にのみや)町)3年の佐々葉遼平(ささばりょうへい)君(15)は、小学5年時から4回連続で全国大会に出場。「勝つ喜びに加え、負けた時も『次こそいいロボットを作ろう』と闘志(とうし)がわく」と、その魅力(みりょく)を語ります。

 出合いは2010年秋。高校教諭(きょうゆ)の父・祐久(ひろひさ)さん(48)に誘(さそ)われ、市内で開かれたロボット講習会に参加し、巧(たく)みに動きシュートを決める姿(すがた)に目を奪(うば)われました。4人一組でチームをつくり、赤外線を出すボールを追うプログラムなどを事前にパソコンでロボットに入力。試合が始まると、ロボットはセンサーで位置を感知して前後左右に自走し、敵(てき)軍と激(はげ)しくぶつかり合ってボールを奪い、ゴールを目指します。

プログラミングについて父親の佐々葉祐久さん(左)とチームメートの青陵中2年小笹凜(こざさりん)君(右)と意見を交わす遼平君=江津市内
 ロボットサッカーに魅了(みりょう)された佐々葉君は、持ち前の探究心(たんきゅうしん)で市販(しはん)のキットを作って練習を重ね、11年に同じ小学校の児童3人とチームを組み島根県大会を突破(とっぱ)。胸(むね)を躍(おど)らせ臨(のぞ)んだ初の全国大会でしたが、予選リーグで世界大会出場経験を持つ強豪(きょうごう)チームに0対23で完敗するなど、全国の厚い壁(かべ)に跳(は)ね返されました。

 「強いロボットは、形状が工夫されセンサーの数も違(ちが)う。負けたことで何が足りないのかよく分かった」と、控(ひか)え室で悔(くや)し涙(なみだ)を見せた佐々葉君。さらなるレベルアップを誓(ちか)い、祐久さんや講習会で指導を受けた京都大学生にも助言を求め、ボールを保持しやすい形状にロボットを改良。センサーを増設し、プログラミング技術を磨(みが)きました。

 努力は実り、12年の全国大会では予選リーグを4勝無敗で勝ち進み、決勝トーナメントで見事16強入りを果たしました。ただ、中学生になってからは出場できる部門が、2人一組で高校生や高専生に交じって対戦するレベルの高い部門に変わり、これまでは2年連続で予選リーグで涙をのんでいます。

 高校受験を控え、ロボットサッカーは昨年の大会で一区切りつける考えでしたが、競技後に「自分の力を出し切れなかった。勝ち負けよりも、このまま終わるのが悔しい」と、今年3月下旬(げじゅん)に開かれる全国大会への再挑戦(さいちょうせん)を決意。受験勉強とロボット研究を両立させ、サクラ咲く春に向かって歩みを進めています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】数学と英語

【趣味(しゅみ)】音楽。吹奏楽(すいそうがく)部でクラリネットを担当(たんとう)

【好きなテレビ番組】全国高等学校クイズ選手権(せんしゅけん)

【将来(しょうらい)の夢】ロボット作りを教えてくれた学生が通う京都大学に進学したい

2015年1月14日 無断転載禁止

こども新聞