メルボルン発全豪日記 いいプレーで味方増える

 3日目にして「真夏」が顔を出した。31度超の暑さ。日差しは日本より強く感じ、紫外線も気になる。初日からかぶっていた帽子がいよいよ手放せなくなった。

 全31コートのメルボルンパークの練習会場や試合場を行ったり来たりしているが、何カ所も大型スクリーンや電光掲示板があり、歩きながら試合の状況が分かる。人の流れの先々からは歓声が聞こえてくる。

 錦織圭選手が記者会見で、この大会を「外国人も応援してくれてやりやすい」と評していたが、どの選手にも向けられる温かさは確かに感じる。

 繰り上がりで出場し、4セットで敗れた世界ランキング146位の守屋宏紀選手の1回戦では「MORIYA~」と叫ぶような声援が飛んでいた。

 初めて知るだろう選手でも懸命のプレーは伝わる。4人に1人が外国生まれで、異文化が解け合う「移民の国」で、テニスは文化として根付いている。

 いいプレーをすれば、味方が増えていく。そんな心強さを覚えながら、錦織選手のプレーに沸く人たちを思い浮かべた。

2015年1月22日 無断転載禁止

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