メルボルン発全豪日記 息づかい感じられる距離

錦織圭選手も目と鼻の先=メルボルン
 世界のトップ選手が集う四大大会。ファンにとって、試合のあるアリーナコートでスタンド観戦するだけでなく、もう一つの楽しみが試合のない日の「練習」だ。

 練習コートならアリーナのカメラマン席より近く、サイドラインから数メートルのフェンス越しに好きな選手が見られる。同じ目線でボールを追い、息づかいも、飛び散る汗が日の光で輝くのも分かる。

 メディアでなければ、アリーナは入場料金が必要だが、練習コートは入場パスだけで無料。錦織圭選手の練習を見に来た日本人男性は「試合はテレビでも見られるから」と現地ならではの楽しみ方を見つけていた。

 取材帰りのメルボルンパークで、試合と同じ仕様で実際にプレーができるコートを見つけた。しかも、審判、ボールキッズ付きで。

 すごいプレーは誰でもまねをしてみたくなる。電光掲示板には名前とスコアが表示され、気分はシード選手。コートでは現地の小さな子が一丁前にボールを要求していた。

 選手とファンの距離の近さは「次代の圭」を生むかもしれない。

2015年1月24日 無断転載禁止

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