仕事みてある記 獣医師をサポート ペットの健康守る

さまざまな仕事で獣医師を補助しペットの健康に取り組んでいる動物看護師・川島瞳さん=松江市西川津町、もうり動物病院
 動物看護師
   川島 瞳(かわしま ひとみ)さん(松江市西川津町)


 「病気になったペットが元気になって、飼(か)い主さんにも喜んでもらえるのが一番うれしいですね」。動物看護師(かんごし)の川島瞳(かわしまひとみ)さん(23)は、獣医師(じゅういし)をサポートしながらペットの健康の回復(かいふく)・維持(いじ)に取り組み「責任ある仕事で、やりがいがあります」と意欲(いよく)を燃(も)やしています。

 小学生のころ、飼(か)っていた犬が病気になり、動物病院に連れて行きました。「獣医さんはどこが悪いかすぐ分かったのに、一番身近にいた自分が気付くのが遅(おく)れた。悔(くや)しくて、もっと動物のことを分かってやりたい」と、動物にかかわる仕事がしたいと思うようになりました。

 松江商業高校を卒業後、専門(せんもん)学校・松江総合(そうごう)ビジネスカレッジに進学。動物学科動物看護コースで2年間学び、全国動物専門学校協会認定(にんてい)動物看護師1級を取得、もうり動物病院(松江市西川津町)に就職(しゅうしょく)しました。

 病院の掃除(そうじ)や入院動物の世話をして開院準備(じゅんび)を整えます。受付業務(ぎょうむ)、ペットの体調の聞き取り、体温・体重測定(そくてい)、診察(しんさつ)や検査(けんさ)・手術(しゅじゅつ)の補助(ほじょ)に当たり、健康・歯磨(はみが)き指導(しどう)、しつけ相談なども。さまざまな仕事でペットと飼い主、獣医師との橋渡(はしわた)し役になり、診察や治療(ちりょう)がスムーズに運ぶよう努めます。

 「動物は言葉が話せませんから、私たちの方が分かってあげないと。飼い主さんとのコミュニケーションがとても大切です」。相談事や緊急事態(きんきゅうじたい)にもきちんと対応(たいおう)でき、動物と飼い主から一層、信頼(しんらい)されるようになりたい、と勉強を重ねました。動物看護師の国家資格(しかく)化を目指して導入された、動物看護師統一(とういつ)認定機構の全国統一試験を受験。同機構から「認定動物看護師」の資格を取りました。

 「病気やけがで苦しんでいる姿(すがた)も見ますので、つらいこともあります。でもほかの仕事をしたいとは思いません。ずっと続けていきたい」

 家族の一員として暮(く)らし、伴侶(はんりょ)動物といわれるペットブームの半面、全国で小型犬が相次いで山中に大量放置されるなど、動物の命が粗末(そまつ)に扱(あつか)われる問題が後を絶(た)ちません。「ペットを大切にされる方が大半だと思いますが、飼い始めるときは、ずっと飼い続けられるか、よく考えてほしいですね」と呼(よ)び掛(か)けています。

2015年1月28日 無断転載禁止

こども新聞