輝(き)らりキッズ 攻守の要中国大会で奮闘

相手陣営に攻め込む永妻陽介君=美郷町都賀西の大和小学校
大和(だいわ)ジュニアクラブ・タグラグビー部主将(しゅしょう) 永妻陽介(ながつまようすけ)君(美郷(みさと)・大和小学校6年

 全国の夢(ゆめ)託(たく)し中学でも後輩指導(こうはいしどう)へ

 全国で取り組む小学校が増えているスポーツ「タグラグビー」。大和(だいわ)小学校(島根県美郷町都賀西(みさとちょうつがにし))の4~6年生20人が所属(しょぞく)する大和ジュニアクラブ・タグラグビー部で、主将(しゅしょう)を務(つと)めているのが6年生の永妻陽介(ながつまようすけ)君(12)です。島根県内のチームで最多6年連続出場となった1月の中国大会は5位と、全国大会初出場は果たせませんでしたが、主将として最後までチームメートを引っ張(ぱ)りました。

 タグラグビーはラグビーと同様、楕円(だえん)形のボールをトライして得点を競うスポーツです。タックルは禁止(きんし)されていて、代わりに選手が腰(こし)に着けた長いリボンのような「タグ」を奪(うば)い、相手の攻撃(こうげき)を防(ふせ)ぎます。

 永妻君がタグラグビーを始めたのは小学4年生の時です。同部の先輩(せんぱい)たちに誘(さそ)われたのが、きっかけでした。四つ上のお兄さんも同部のOBで、身近な競技(きょうぎ)でもありました。永妻君は「もともと球技と走ることが好きで、低学年の時からやってみたいと思っていた」と振(ふ)り返ります。

 入部すると、めきめきと成長しました。週1回の練習のほか、7分ハーフの試合を戦い続けるため、休日には自宅(じたく)周辺を走って体力を付けました。その成果もあって5年生の時にレギュラーの座(ざ)をつかみ、県大会、中国大会に出場しました。

練習後、チームメートや監督と話す永妻陽介君(左から3人目)=島根県美郷町都賀西の大和小学校
 昨年6月、主将になって以降(いこう)は「どうしたらチームがレベルアップするか」を研究。1チーム5人で戦う競技で鍵(かぎ)となる「戦術(せんじゅつ)」を磨(みが)くため、録画した強豪(きょうごう)チームの試合を繰(く)り返し見て、選手同士の連係などを確認(かくにん)しました。

 自身として2年連続出場となった今年の中国大会は、島根、鳥取、広島、岡山、山口5県から計10チームが参加しました。5チームずつ、2組に分かれて戦った予選は何とか突破(とっぱ)しましたが、決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいました。

 持ち前の突破力で相手陣内(じんない)に攻(せ)め込(こ)み、守備(しゅび)でも盛(さか)んにチームメートに指示(しじ)を送るなど攻守(こうしゅ)の要(かなめ)として奮闘(ふんとう)しましたが、全国大会出場を目標としていただけに「守備にすきがあった」と悔(くや)しがり、「後輩(こうはい)たちに頑張(がんば)ってもらいたい」と夢(ゆめ)を託(たく)します。

 タグラグビー部は小学校卒業とともに引退(いんたい)しますが、中学校へ進学後も夏休みなどを利用して練習に参加し、後輩たちの指導(しどう)にかかわりたいと思っています。

 同部の三上亮治(りょうじ)監督(28)は「チームで培(つちか)った経験(けいけん)を後輩たちに伝えてほしい」と期待し、永妻君も「タグラグビーの技術を後輩たちに教えたい」と話しています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】体育

【好きな食べ物】カレーライス

【尊敬(そんけい)する人】伊能(いのう)忠敬(ただたか)

2015年2月4日 無断転載禁止

こども新聞