米寿記念書個展 古民家会場に大作や臨書

来場者に作品の説明をする遠田大穀さん(右)
 松江市上乃木8丁目の書家遠田大穀(えんだだいこく)さん(88)が米寿を記念した個展を10日、近くの古民家・十方亭で始めた。40年以上の書歴を振り返りながら制作した新作を中心に多彩な約30点を展示している。15日まで。

 遠田さんは40代で本格的に書を始め、県独立書人団に入った。公民館や山陰中央新報社文化センターで講師を務め、書の普及に力を注いでいる。

 趣のある古民家の6部屋に大作や臨書を並べた。ボタンをイメージし、水墨のにじみを花びらに見立てた70センチ四方の「花」や、幕末の三筆と称される書家・貫名菘翁(ぬきなすうおう)の書を手本にした800字を超える臨書(縦60センチ、横240センチ)などが訪れた人を魅了している。

 来場した同市上乃木9丁目のデザイナー大西美穂子さん(28)は「力強く、表現力にあふれる作品ばかりで見応えがある」と見入った。

 遠田さんは「周りの人たちの支えがあって展示会ができた。できれば白寿でもやりたい」と笑顔を見せた。

 会場の十方亭は、同市上乃木9丁目のマルマン茶山店近く。午前10時から午後4時まで開いている。

2015年4月11日 無断転載禁止