きらめく星たち 星座早見(せいざはやみ)を使おう

星座早見とタブレットの星座早見アプリ
事前に準備(じゅんび)すれば見え方が違(ちが)うよ

 星座(せいざ)を探(さが)すときに便利な道具が星座早見(はやみ)です。それほど高価(こうか)なものでもなく、書店などで買えますから、ひとつ持っておくことをおすすめします。

 星座早見の使い方のポイントは二つあります。一つ目は、外側に付いている月日の目盛(めも)りと時刻(じこく)の目盛りを観察するときに合わせることです。

 二つ目は、方位を合わせることです。南に向いているときは、「南」という字を下にして掲(かか)げます。暗い中で使うので、懐中電灯(かいちゅうでんとう)で照(て)らして見ます。すると星座早見に示(しめ)された星と、見ている空の星が一致(いっち)します。

 実際(じっさい)には、空と星座早見を見比(みくら)べて星座の名前がわかるようになるには、少し慣(な)れが必要だと思いますので、はじめは明るい星のある星座から探してみてください。

 近ごろはスマートフォンやタブレットに星座早見のアプリがあり、それだと見ている方向の星座が自動的に表示(ひょうじ)されるので、わかりやすいかもしれません。

 さて、そんな使い方だけでなく、できれば星座早見は星を見る前に使ってほしいのです。たまたま通りかかった場所を気に入ってしまうように、ふと見上げた星空がきれいで見入ってしまった、ということがあってももちろん構(かま)いません。

 でも、何かを楽しもうとするとき、偶然(ぐうぜん)に期待するだけでなくて、事前に準備(じゅんび)することも大切です。例えば旅行の前には地図などを見ながら、どんな場所を巡(めぐ)ろうかと計画を立てますよね。その地図の役割(やくわり)をするのが星座早見です。

 「今夜はどの方向にどんな星座が出ているのかな」とか「さそり座が見たいのだけれど、何時ごろ見ればいいのかな」とか、そういったことは星座早見から読み取ることができます。準備をしてから星を見ると、ただ何となく星をながめるのとはまったく違(ちが)って見えてくるのではないでしょうか。

 自分が生まれたときに出ていた星座を調べるなど、ほかにもいろんな発見ができると思います。ぜひ手もとに一枚の星座早見を。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2015年4月22日 無断転載禁止

こども新聞