輝(き)らりキッズ 銀盤で躍動 全山陰ジュニア連覇

振り付け練習をする本田翠さん=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田
厳(きび)しい練習 大舞台(ぶたい)にも物おじせず

 フィギュアスケート 江津(ごうつ)・青陵(せいりょう)中3年 本田 翠(ほんだ すい)さん

 浅田真央(まお)選手や羽生結弦(はにゅうゆづる)選手などの活躍(かつやく)で、人気の高いフィギュアスケート。2月にあった第39回全山陰(さんいん)選手権兼(けん)第21回湖遊館杯(こゆうかんはい)・ジュニア選手権女子で連覇(れんぱ)を果たした、江津(ごうつ)市立青陵(せいりょう)中学校(江津市二宮(にのみや)町)3年の本田翠(ほんだすい)さん(14)も、あこがれの浅田選手のような観客を魅了(みりょう)する演技(えんぎ)を目指し、銀盤(ぎんばん)の上で練習を重ねています。

 4月下旬(げじゅん)の平日の夜、浜田市上府(かみこう)町のアイススケート場「サン・ビレッジ浜田」に、153センチの体をしなやかに操(あやつ)り、バリエーション豊かな得意のスピンを何度も繰(く)り返す本田さんの姿(すがた)がありました。スケート靴(ぐつ)の刃(は)が氷を削(けず)る音だけが響(ひび)く静かなリンクで、普段(ふだん)は明るくひょうきんな少女は、別人のような引き締(し)まった表情で黙々(もくもく)と練習に打ち込んでいました。

 スケートをはじめたのは小学1年生の時。兄・夏唯(かい)さん(18)=大学1年生=が当時通っていたサン・ビレッジ浜田のスケート教室について行った際(さい)、フリルの付いた華(はな)やかな衣装(いしょう)で滑る女子選手たちを見て「私もあんなかわいい衣装を着てみたい」と思ったのがきっかけだったといいます。

 小学2年生で浜田スケートクラブに入会。以来、世界選手権銀メダリストの町田樹(たつき)さんを指導(しどう)したコーチに師事(しじ)し、本格的に競技(きょうぎ)の道を歩み始めました。

スマートフォンで撮影した練習中の動きをチェックする本田翠さん(左)と母・真弓さん
 平日の練習は約2時間。ただ、練習場所はスケート場の開設時期によって変わります。6~10月は常設(じょうせつ)スケートリンクがある岡山市に週3、4日通い、11月~4月中旬は、ほぼ毎日、下校後に母・真弓(まゆみ)さん(46)と自家用車で広島市内のスケート場に日帰りでレッスンを受けに行きます。県内で練習するのは4月下旬~5月の間だけです。

 こうしたハードな生活が小学4年生の時から毎日続いていますが、本人は「移動(いどう)は大変だけど、スケートはやっぱり楽しい」と笑顔(えがお)。真弓さんも「引っ込み思案(じあん)だった子が、スケートを始めてから大舞台(ぶたい)でも物おじしなくなり、たくましくなった。本人が納得(なっとく)するまで競技を続けてほしい」と応援(おうえん)しています。

 中学生最後となる本年度の目標は、3年連続の全国中学校体育大会出場と、初挑戦(ちょうせん)となる国体冬季大会での本戦出場。「全国のレベルは高いが、持ち味であるミスのない演技ができるよう頑張(がんば)りたい」。澄(す)んだ瞳(ひとみ)を輝(かがや)かせ、勝負の冬に向け気持ちを高めています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】体育

【好きな食べ物】メロン

【最近はまっていること】ミサンガ作り

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】スケートのインストラクター

2015年4月29日 無断転載禁止

こども新聞