紙上講演 元NHK番組部専任ディレクター 北折 一氏

元NHK番組部専任ディレクター 北折 一氏
ガッテン流!生活常識 大逆転のススメ

  減量はゆっくりが鉄則

 山陰中央新報社の米子境港政経クラブ、島根政経懇話会の定例会が26、27の両日、米子、松江両市内であった。元NHK番組部専任ディレクターの北折一氏(51)が、同局の科学情報番組「ためしてガッテン」の制作に携わった経験を踏まえ、「ガッテン流! 生活常識 大逆転のススメ」と題して、失敗しないダイエットの方法を紹介した。要旨は次の通り。

 1995年に始まった「ためしてガッテン」を18年間にわたって制作し、2013年10月にNHKを退職した。現在は生活習慣予防のダイエットをはじめ、健康教育をテーマに講演や執筆活動を行っている。

 太っている理由は運動不足ではなく、食べ過ぎに尽きる。ダイエットの鉄則はただ一つ。ゆっくりと体重を落とすことだ。

 有効なのが、毎日朝と夜に体重計に乗り、記録する「計るだけダイエット」。たくさん食べると、太るのが視覚的に分かる。夜に食事量を減らせば、朝には体重が落ちており、体重計に乗るのが楽しみになる。

 体重が減れば、満足感を生む神経伝達物質「β(ベータ)エンドルフィン」が分泌され、より頑張れる。この好循環でダイエットは成功する。軌道に乗るまで10~14日間かかる。私自身は1日50~100グラム落とし、1カ月で約2・4キロの減量に成功した。

 小腹がすいた時は、少し息が上がる10~20秒の運動をしてほしい。アドレナリンが出て血糖値が上がり、脳が十分に栄養があると勘違いして空腹感が消える。よくかむことも有効だ。脳を刺激し、認知症予防にもつながる。

 肥満は生活習慣病の温床になり、職場や家族に迷惑を掛ける。「脂肪率」を下げるのは大人のたしなみだ。健康的な自分を創出するために行動すれば、意欲に満ちてくる。本気で取り組めば人生は変わる。

2015年5月28日 無断転載禁止