特派員便り 島根県人会に「パリのお母さん」

洗濯、案内ただただ感謝

 異国の地。世界共通ルールで熱戦が繰り広げられているコート取材はいいが、身の回りで言葉が通じず戸惑うことが多い。全仏開幕前日の現地入りから6日。すっかりお世話になっているのがパリの島根県人会の方々だ。

 副会長を務めているローゼンベルグ森木広子さん(72)は、フランス人の夫が経営するハイヤー会社の手伝いを通じ、多くの日本人を迎えてきた。

 記者も、その一人で、現地入り初日はローランギャロスまでの地下鉄の乗り方をわざわざ同行して教えてもらった。

 以来、毎朝ホテルに、「困っていることはない?」と電話があり、洗濯までしてもらうことになった。「パリのお母さん」として慕われているのも、うなずける。

 恩返ししようと背筋が伸びる。まずは記者として紙面でしっかり錦織圭選手の活躍を伝えること。日本人で初となる四大大会制覇がかなうその日まで、夢を共有し、一緒に誇りをかみしめたい。

2015年5月29日 無断転載禁止

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