充実の2回戦 赤土の戦い成長示す

センターコートで行われた2回戦で力強いフォアを放つ錦織圭=27日、パリ
 男子シングルスの第5シード、錦織圭が27日の2回戦でクレー巧者のトマス・ベルッシ(ブラジル)を下した。2年ぶりのセンターコートでの戦いにも「浮いた気持ちはなかった」と、貫禄のストレート勝ち。試合後の会見で「メンタルが強くなっている」と充実の笑みを浮かべた。

 ベルッシはツアー4勝が全てクレーのサウスポー。赤土のコートでのプレーの成長が試される一戦は、午前の直前練習で、左利きの西岡良仁(ヨネックス)を相手に球筋やボールの回転を確認し、万全で臨んだ。

 だが、「打っていくことに最初は自信がなかった」。互いに、プレッシャーをかけ合い、手の内を探り合うような展開。「途中までサービスキープするので必死だった」と攻め切れなかった。

 それでも、第1セット終盤から加速。5-5で迎えた第11ゲームで「ミスせずに攻撃的にプレーできた」と最初のブレークを奪い、その後は余裕を持ってプレーした。

 「作戦を変えながら対応した」と胸を張り、ローランギャロスで2年ぶりに立ったセンターコートについては「意識していなかった」と涼しい表情で振り返った。


一問一答 攻撃的プレーできた

 錦織は時折笑顔で2回戦を振り返った。

 -全仏のセンターコートだった。

 「意識していなかった。どの大会の大きな会場でも舞い上がることがなくなった。集中して臨めたし、浮いた気持ちはなかった。いろんな経験でメンタルが強くなっている」


 -第1セットはブレークできそうでできなかった。

 「途中まではサービスキープするので必死だった。お互いにプレッシャーの中でやっていた。(第11ゲームのブレークは)ミスせずに攻撃的にプレーできた。その後は余裕を持ってテニスができた。第1セットを取れたのは大きかった」


 ―序盤は様子を見ようとしていたのか。

 「打っていくことに最初は自信がなかった。少し様子を見たところもあったかもしれない」


 ―相手が左利きでやりにくかったか。

 「一番苦労するのはリターン。作戦を変えながら対応した」

2015年5月29日 無断転載禁止

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