きょう準々決勝第2試合 ツォンガ戦見どころ

 錦織圭が準々決勝で対戦するのは、第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)。四大大会で、自身2年ぶりの8強入りを果たした。対戦成績は、錦織の4勝1敗。相性はいいが、強烈なフォアとサーブに加え、敵地だけに、観衆との戦いも待ち受ける。

 ツォンガは30歳で、身長188センチ、体重91キロ。世界ランキング最高位は5位だが、今季は3月まで右腕の負傷で欠場し、全仏前に同じクレーコートで行われた大会でも16強がベストの成績だった。

 しかし、地元開催の全仏で復調。1、2回戦はそれぞれ、5ゲーム、6ゲームを失っただけで快勝した。3回戦も、第22シードの選手を破ったスペインの選手にストレート勝ちした。

 第1サーブの威力は、相変わらずだ。第4シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を3-1で破った4回戦では、最速220キロの剛球を65%の確率で決め、13本のエースを奪った。さらに、得意のフォアハンドで格上を押し込んだ。

 一方で、解説者として現地入りしている土橋登志久氏(早大庭球部監督)は、バックハンドの不安定さを指摘する。

 対する錦織は、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が「ツアー有数」と称賛するバックハンドの名手。土橋氏は「バックのクロスで相手を突けば、錦織が主導権を握りやすい」と強調する。

 スタンドからツォンガに送られるであろう大声援の影響も、さほど心配していない。

 直近で両者が対戦した2試合は、いずれもマスターズ・パリ大会。「完全アウェーでも、錦織が勇敢に戦うイメージがある。地元の声援さえ、自分のモチベーションに変えるのではないか」と、集中力とたくましさに期待している。

2015年6月2日 無断転載禁止

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