錦織左脚けがで棄権 ウィンブルドンテニス

 【ウィンブルドン=本紙特派員・曽田元気】テニスのウィンブルドン選手権第3日は1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス第5シードの錦織圭(日清食品)は左脚のけがのため、世界ランキング60位のサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)との2回戦を棄権した。錦織は大会第1日の6月29日に行われた1回戦の後も、サーブ、フォア、バックの動きを確認する程度の軽めの練習を続けてきたが、この日の練習で「かなり痛みがあった。試合に出ても勝てない」と、棄権を決めた。錦織は大会前に左ふくらはぎを痛め、1回戦はフルセットで3時間22分の激闘を演じていた。


錦織苦渋の決断 「出ても勝てない」

 錦織圭は1日午前の練習を終えて1時間後に開いた緊急記者会見で、痛めている左ふくらはぎの状態が思わしくないとして、棄権を発表。「今朝、痛みを感じた。試合はできても勝つことはできない」と無念の表情を見せた。

 最終セットまでもつれた1回戦の第3セットから、痛みを感じていたことを明かし「試合はアドレナリンで持ちこたえた。3セットで終わらせれば、ダメージはなかったかもしれない」と振り返った。

 今季はクレーコートで行われた全仏オープンまで、大きなけがはなかったが、芝のコートで2大会連続の棄権。「芝はフットワークを使い、速いサーブを打とうとするので負担は一番大きい。全てのプレーで痛む」と語った。

 ただ、けがは1~2週間で治る見込みだという。「テニス自体は良くなっている。まずはけがを治し、ハードコートに慣れたい」とし、四大大会の今季最終戦で昨年準優勝した全米オープン出場に向け、気持ちを切り替え、意欲を見せた。


 緊急会見の一問一答は次の通り。

 -棄権の理由は。

 「朝から痛みがあり、練習中に思い切り動いてみてもやはり痛かった。(途中棄権した)ゲリー・ウェバー・オープンみたいに数ゲームやって痛めるのが見えた。大会直前の練習は痛みがなく、手応えを感じていた。今はただ、試合ができないのが悔しい」

 -棄権の判断は。

 「自分の選択だ。コーチ、トレーナーとも相談はした。欧州の試合が長く、疲れがたまっていた。クレーのイタリア国際や全仏オープンを戦い、メンタル的にも疲れていた」

 -全米オープンに向けては。

 「けがを治し、長い夏でしっかりトレーニングを積みたい」

2015年7月2日 無断転載禁止

  • 47クラブ