輝(き)らりキッズ 全国大会照準けいこに汗

ぶつかりげいこに励む安部山侑作君=出雲市斐川町直江、斐川相撲道場
初の出雲(いずも)場所 見事優勝(ゆうしょう)

 野見宿祢(のみのすくね)わんぱく相撲(ずもう)

 高松小4年 安部山 侑作(あべやま ゆうさく)君



 相撲(すもう)の開祖(かいそ)・野見宿祢(のみのすくね)の誕生(たんじょう)地として有名な出雲(いずも)市で5月末、第1回野見宿祢わんぱく相撲大会出雲場所が開催(かいさい)されました。大相撲の聖地(せいち)・両国国技館(りょうごくこくぎかん)(東京都)で8月2日にある「第31回わんぱく相撲全国大会」の予選でもある出雲場所で、今年3月に競技を始めたばかりの出雲市立高松小学校4年の安部山侑作(あべやまゆうさく)君(9)=出雲市松寄下(まつよりしも)町=が優勝(ゆうしょう)しました。

 安部山君が週1回のけいこを積むのは、県内でも数少ない小学生を中心とした常設(じょうせつ)の練習場を構(かま)える出雲市斐川(ひかわ)町直江(なおえ)の斐川相撲道場。その近くに住む大相撲ファンの祖父母(そふぼ)の勧(すす)めや、一つ年上のいとこが通っていることもあり、入門を決意しました。

 1月の道場見学で、初めて間近で取組を見た印象は「一対一の勝負が楽しそう」。関心のなかった相撲に興味(きょうみ)がわきました。身長145センチ、体重40キロの体格(たいかく)を生かした粘(ねば)り強さが持ち味で、斐川町相撲連盟(れんめい)の会員の指導(しどう)で、基礎(きそ)から徹底的(てっていてき)に学んでいます。

 4人きょうだいの末っ子で、いろいろなスポーツに夢中(むちゅう)の姉2人と兄1人の影響(えいきょう)で「同じことをやりたい」と、自然と体を動かす競技が好きになりました。現在(げんざい)は相撲のほかに、ドッジボール、サッカー、水泳にも励(はげ)んでいます。さらに、ことしの出雲陸上競技大会では小学男子4年の100メートルで優勝しています。

道場の仲間と一緒(いっしょ)にけいこする安部山侑作君(中央)=出雲市斐川町直江、斐川相撲道場
 安部山君が相撲を頑張(がんば)っていることを一番喜んでいるのは祖父母。けいこを見守る祖母の原邦子(はらくにこ)さん(68)は「礼儀(れいぎ)作法や上下関係の大切さなども学んでほしい」と願います。

 わんぱく相撲出雲場所では、4年生の部に市内の12人が出場。「ちょっとだけ緊張(きんちょう)したけど力を出し切り優勝できてうれしかった」と振(ふ)り返ります。出場者のほとんどが相撲未経験(みけいけん)者だった出雲場所と比(くら)べて、次は強者(つわもの)がそろう全国の舞台(ぶたい)。道場を管理する村田丈一(むらたじょういち)さん(68)は「貴重(きちょう)な経験。気迫(きはく)を全面に出して思いっきりやってほしい」と期待します。

 「相撲をやって新しい友達ができた」と笑顔を見せる安部山君。全国に向け「立ち合いをしっかりして一つでも上に勝ち進みたい」と意気込(ご)んでいます。


≪プロフィル≫

【好きな科目】体育

【好きな食べ物】肉

【将来(しょうらい)の夢】サッカー選手

【好きな有名人】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ

2015年7月22日 無断転載禁止

こども新聞