きらめく星たち 国際宇宙ステーションを見よう

国際宇宙ステーションの軌跡(きせき)。実際は光の点がゆっくり動くように見える=7月15日明け方、出雲(いずも)市知井宮町で撮影(さつえい)
31日夜などがチャンス

 油井亀美也宇宙(ゆいきみやうちゅう)飛行士が7月23日、宇宙に飛び立ちました。行った先は国際宇宙ステーション。名前が長いので、英語の頭(かしら)文字を取ったISS(アイエスエス)とよく呼(よ)ばれます。

 ISSは上空約400キロメートルの宇宙に浮(う)かぶ、実験や研究のための施設(しせつ)で、世界の15カ国に共同で利用されています。ISSの一部には「きぼう」という名前の、日本が作った実験棟(じっけんとう)もあります。

 そのISSが、地上から見られることを知っていますか。地球の周りには多くの人工衛星(えいせい)が回っています。人工衛星は太陽の光を反射(はんしゃ)して、夜の初めや明け方の暗い時間に、ゆっくり動く星のような光として見られます。

 ISSは大きさがサッカー場と同じぐらいの巨大(きょだい)な人工衛星ですので、太陽の光をより反射し、非常(ひじょう)に明るく光ることがよくあります。つまりISSは、たいへん見やすい人工衛星なのです。

 街中(まちなか)でも十分見られる明るさのISSは、いつ、空のどの方向に現(あらわ)れるのかだけを調べておけば、簡単(かんたん)に見ることができます。便利なのはインターネットです。例えば「『きぼう』を見よう」(http://kibo.tksc.jaxa.jp/)というウェブサイトには、いつISSが見やすいかという情報(じょうほう)が出ていて、山陰(さんいん)各地でのISSの見え方も載(の)っています。

 おすすめを一つ紹介(しょうかい)すると、7月31日の午後8時32分ごろより、南西から北東の空をISSが通ります。35分ごろに最も空の高いところを通るときには、近くに見えている、こと座(ざ)のベガよりもずっと明るい光の点として輝(かがや)きます。これは松江(まつえ)での見え方ですが、山陰地方でしたらどこでもそれほど変わりません。

 もし天気が悪くてこの通過(つうか)を見逃(みのが)したとしても、見るチャンスはまだまだあります。ぜひISSを見て、その中で活動する油井さんを応援(おうえん)しましょう。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2015年7月29日 無断転載禁止

こども新聞