輝(き)らりキッズ 小学生姉弟公園を花で飾る

花壇の花に水やりをする河津健太郎君(左)と実咲さん=松江市学園2丁目、菅田公園
父母を手伝い 道行く人ら和(なご)ます

 毎日、花壇(かだん)の水やりや草取り

 河津実咲(かわつみさき)さん、健太郎(けんたろう)君(松江(まつえ)・母衣(ほろ)小5年と1年)



 「公園を花いっぱいに」と、自宅(じたく)前にある公園の花壇(かだん)の美化活動ボランティアに励(はげ)んでいる小学生のきょうだいが松江(まつえ)市にいます。同市学園2丁目の河津実咲(かわつみさき)さん(10)=市立母衣(ほろ)小5年=と健太郎(けんたろう)君(6)=同小1年=の姉弟(してい)で、今日も猛暑(もうしょ)の中、水やりや草取りに精(せい)を出しています。

 二人が活動を始めたのは今年4月から。父親の和彦(かずひこ)さん(42)=自営(じえい)業=が、自宅マンション前にある、松江市が管理する菅田(すがた)公園北側入り口の花壇を花で飾(かざ)ろうと、同市にボランティアでの管理を申請(しんせい)し、始めたのがきっかけ。和彦さんによると、同市内には市管理の公園はたくさんありますが、個人(こじん)で花壇の管理を申請したのは初めてだった、といいます。

 普段(ふだん)、作業は早朝と夜の2回で、当初は和彦さんと妻直美(なおみ)さん(33)夫婦(ふうふ)だけで行っていましたが、がんばる父母の姿(すがた)を見て、やがて姉弟二人も自発的に手伝うようになりました。早朝は5時からで、これはさすがに父母が行い、二人が手伝うのは夜9時からの作業。夏休みの今は昼間も作業に汗(あせ)を流しています。

作業を終え、公園のベンチでくつろぐ河津さん親子。右が父親の和彦さん=松江市学園2丁目、菅田公園
 春にはマリーゴールド、夏にはヒマワリなど、これまで四季折々(おりおり)の花の苗(なえ)を花壇に植え付け、水やりや枯(か)れた花びら取り、草取りなどに精を出しています。

 花壇に植える花は「家族みんなで話し合って決める」(和彦さん)といい、中には種子(しゅし)から育てたものも。時には、水やり不足からせっかく植えた苗を枯(か)らしてしまったこともありますが、今ではほかに日々草(にちにちそう)、ケイトウ、ナデシコなど、色とりどりの約10種の花々が元気に育ち、道行く人たちの目を和(なご)ませています。

 かいがいしく手伝う二人の姿に、和彦さんは「目立たない地道(じみち)な作業ですが、植物に対してやさしい気持ちを持つように、周りの人たちにもやさしく接(せっ)する人になってほしい」と、目を細めて見守っています。

 将来(しょうらい)、歯医者さんになりたいという実咲さんは「毎日の手入れは大変だけど、どんどん花が増(ふ)えていって楽しい。これからもいろいろな花を植えて世話していきたい」、同じく警察官(けいさつかん)になりたいという健太郎君は「遠くまで水をくみに行ったり、じょうろが重たくて大変だけど、がんばりたい」と話しています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】実咲さん=体育
       健太郎君=体育

【好きな食べ物】実咲さん=キウイフルーツ
        健太郎君=ぞうすい

【好きな本】実咲さん=『黒魔女(まじょ)さんが通る!!』
      健太郎君=『妖怪(ようかい)ウォッチ』

【好きなタレント】実咲さん=特になし
         健太郎君=志村(しむら)けん


2015年8月5日 無断転載禁止

こども新聞