きらめく星たち 大三角の中の星を数えてみて

夏の大三角付近の星図。はくちょう座の星の横の数字は等級(?は明るさの変わる星)を表している。そのほか、5等以上の星と天の川(淡く明るい部分)を示した
夜空の暗さを調べよう

 家の近くでは空が明るくて星がよく見られないと言う人も多いでしょう。でも、それは思い込(こ)みかもしれませんよ。山陰(さんいん)はどこでもおおむね星がよく見られるものです。

 夜空をぱっとながめただけでは、星はあまり見えません。ところが10分以上目を慣(な)らせば、どんどん見えてくるはずです。また、日が沈(しず)んだすぐ後ではなく、1時間半後以降(いこう)、今の時期なら午後8時半以降に見始めることも大切です。

 家の近くの空の暗さを、少し詳(くわ)しく調べてみませんか。空が暗いと暗い星まで見られます。たくさんの星が見られれば、それだけ暗い、良い夜空だといえます。空じゅうの星は数えられませんから、星空の決まった範囲(はんい)の星の数を調べるとよいでしょう。

 例えば今でしたら、頭上(ずじょう)に見える夏の大三角の中に、いくつ星が見えるか数えるというのはどうでしょうか。図には、はくちょう座(ざ)の星座線で結ばれた星の明るさも書いておきました。1等、2等、3等…と暗くなるほど数字が大きくなる星の等級を示(しめ)していますので、大ざっぱに何等まで見えるかを調べてもいいでしょう。天の川が見えるかどうかもチェックしてください。5等以上の星が図に載(の)っていますので、もしそれ以上見えれば、6等までわかるすばらしい星空ということになります。

 これを何晩(ばん)かで行えば空気の澄(す)み具合、月が出ているかいないかなどによって、違(ちが)う結果が出るかもしれません。出かけた先と家の近くの夜空を比(くら)べるのもいいですね。夏休みの自由研究のヒントにもなりそうです。

 さらに進めて、カメラを使う方法もあります。夜空の写真を撮(と)って、日本中の空の暗さを調べるという取り組みが18日まで実施(じっし)中ですので、詳(くわ)しくはインターネットの「デジカメ星空診断(しんだん)(http://dcdock.kodan.jp/)」というウェブサイトを見て、参加するのもいいでしょう。

 ただし、夜、外に出かけるときは、必ず大人と一緒(いっしょ)に行ってくださいね。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2015年8月12日 無断転載禁止

こども新聞