コンサルのエブリプラン インドビジネス支援本格化

 コンサルタント業のエブリプラン(松江市北陵町、河原八郎社長)は、政府開発援助(ODA)を活用し、国際協力機構(JICA)の事業で海外展開する企業の支援に乗り出す。山陰両県の産官学でつくる山陰インド協会と連携し、当面はインドを中心に、環境やエネルギー分野の製品や技術の普及を目指す企業を対象にする。

 ODAのうち、中小企業の技術や製品の普及、事業化調査などをJICAを通じて行うケースが増えている。しかし、事業開始にあたっては、海外での市場調査や外国の政府、自治体との交渉が求められるため、首都圏などのコンサル会社が仲介に入る場合が多い。地方の企業にとっては制約が多く、効果的な支援を受けにくい問題がある。

 エブリプランは、商社での海外勤務や青年海外協力隊のスタッフとして活動した経験がある社員のノウハウを生かし、海外コンサル事業を始めることにした。

 第1弾として、山陰インド協会に加盟する、総合リサイクル業の三光(境港市昭和町)がJICAの「中小企業海外展開支援事業」で、生ごみや汚泥の堆肥化装置をインド・ケララ州に導入する試みを支援。

 社員が現地に赴き、同州コチ市で市場調査や関係者との協議を重ね、コチ市長から事業への協力を取り付けるなどし、2015年8月から1年間の調査事業の採択を後押しした。

 河原社長は「開発途上国に対し、地方の中小企業の技術を生かしたい」と話した。将来的にはODAや相手国にこだわらず、海外ビジネスを始める企業のコンサルティング事業を幅広く手掛ける計画。

2015年8月21日 無断転載禁止