松江シティ重圧砕く2発 中国リーグ連覇 Jへ前進

【第16節・松江シティFC-SRC広島】前半40分、ヘディングで競り合う松江シティFCのMF田平謙(左)=松江市営陸上競技場
 第43回中国サッカーリーグは23日、松江市営陸上競技場などで第16節5試合が行われた。松江シティFCがSRC広島を2-0で下し、2年連続2度目の優勝が決まった。勝ち点差6で追っていた2位のデッツォーラ島根が同日引き分けたため、松江シティの勝利で、1位が確定した。 

 デッツォーラ島根はゼロックス(広島)と2-2の引き分け、SC松江はNTN岡山に1-2で惜敗。島根勢は通算で、松江シティが15勝1分け、デッツォーラ島根は12勝2分け2敗で2位のまま、最下位が確定しているSC松江は1勝15敗。

 松江シティは、昨季1次ラウンドで敗れた全国地域リーグ決勝大会(11月)に、再び日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けて挑む。

 残り2節の中国リーグで、第17節は9月13日に行われ、松江シティは松江市営陸上競技場で3位三菱水島FC(岡山)と対戦。デッツォーラ島根はサンビレッジ浜田で6位JX水島(岡山)、SC松江はツネイシフィールド(広島県福山市)で9位佐川中国(広島)と当たる。


 ▽第16節

松江シテ 20-00 SRC広
ィFC   2-0  島


▽得点者【松】粕川正樹、田平謙

▽観衆 1104人


相手の弱点突きネット揺らす

【第16節・松江シティFC-SRC広島】後半16分、松江シティFCのMF粕川正樹(11)がシュートを決め先制する=松江市営陸上競技場
 リーグ戦2連覇を告げる長い笛でピッチに広がったのは、歓喜ではなく安堵(あんど)だった。開幕から無敗で首位をひた走った松江シティFCイレブンが「連覇の重圧」から解き放たれた瞬間だった。

 試合開始から自分たちのペースで試合を進めながら、最後はセットプレー、ロングシュートに頼った。前半のシュート8本中、DF陣が5本を放ったのは引いて守る相手をどうしても崩せず苦しんだ表れだった。

 だが、ハーフタイムで修正した。相手の引いたDFラインを逆手に取って中盤にできたバイタルエリアを突き、後半16分、MF岩崎昭宏が右サイドを突破。「ゴロのクロス対応に弱さがある」(岩崎)と強く転がすと相手の足に当たり、中盤で待ち構えていたMF粕川正樹の足元へ。右足一閃(いっせん)、先制ネットを揺らした。

 2点目も左サイド中盤から崩し、MF田平謙がミドルシュート。狙い通りのゴールに「決められてよかった」と胸を張った。

 初優勝の昨季のような歓喜は今季最大の目標とする日本フットボールリーグ(JFL)昇格まで封印した。舞台は11月の全国地域リーグ決勝大会。スタートラインに立った選手たちはスタンドのファンと喜びを分かち合うと、さっと気持ちを切り替えた。

2015年8月24日 無断転載禁止

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