きらめく星たち 誕生星座はいつ見える?

東の空の秋の四辺形と、うお座=8月23日、大田市の三瓶山北の原で撮影(さつえい)
生まれた季節以外で探(さが)して

 おひつじ座(ざ)、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座。これらのうち、自分の誕生(たんじょう)星座はいつ見えるのかという質問(しつもん)をよく受けます。

 実は誕生日に自分の星座はほとんど見られません。逆(ぎゃく)に、生まれたころ以外の季節なら自分の星座が夜空に出ています。午後8時から9時ごろに探(さが)すのでしたら、誕生日の3か月前から4か月前にその星座が南の空に見られます。

 夜に見える星座は、毎日少しずつ移(うつ)り変わっていきます。これは見方を変えると、太陽が星座から星座へと少しずつ動いている、ともいえます。星空の中の太陽の通り道沿(ぞ)いにある星座が誕生星座、いわゆる12星座です。

 例えば、9月9日生まれの人は「おとめ座」ですが、このころ太陽はおとめ座のそばにあります。もともと誕生星座は「生まれた時に太陽のあった星座」を意味しています。

 厳密(げんみつ)には、星占(うらな)いで扱(あつか)う星座と実際(じっさい)に見えている星座は位置が少しずれていて、ぴったりこの日に太陽が、おとめ座に来てはいないのですが、近くにあることには違(ちが)いありませんので、おとめ座は太陽と一緒(いっしょ)に昼間の空に出ていることになります。だから、誕生日に自分の星座は見えないのです。

 12星座の名前は有名ですが、すべてが探しやすい星座だとはいきません。うお座は秋に見やすい星座で、今ごろでしたら午後10時ごろ東の空に出ている「秋の四辺形」という目印を、挟(はさ)むように星が並(なら)んでいます。

 ただ、この星座がたどれるようになるには、かなり慣(な)れが必要です。それでも秋の四辺形の方は見やすいので、だいたいこのあたりという見当はつくと思います。

 同じように星座早見などを使って、目立つ星を手がかりに、自分の誕生星座の位置を確(たし)かめてみてください。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2015年9月9日 無断転載禁止

こども新聞