松江でNIEセミナー 大会報告や意見交換 

新聞を取り入れた学習の利点を紹介する大菅智美教諭(左)
 NIE(教育に新聞を)の普及・拡大を目指して活動する島根県NIE研究会(会長・有馬毅一郎島根大名誉教授)が12日、松江市殿町の山陰中央新報社で夏季セミナーを開いた。7月に秋田県であった全国大会に参加した教諭が学んだ成果を報告し、新聞と学力の関係をテーマに話し合った。

 全国大会の報告で、出雲市立佐香小学校の大菅智美教諭(39)は、異なる視点で書かれた2紙を読み比べ、記者の執筆意図を読み解く小学校の公開授業に参加した感想を紹介。自分の考えや読みを深め、主体的に意見交換する児童が多いのに触れ「新聞は思考の転換や気づきをもたらす宝庫だ」と強調した。

 松江市立女子高校の赤木努教諭(56)は、新聞と学習意欲の関連について説明。秋田の児童生徒が、全国学力テストで常に上位につけている要因に「家庭内で新聞記事を基に話す機会が多く、学習意欲が高いのでは」と分析した。

 続いて、参加者は新聞と学力向上をテーマに話し合い▽小学校低学年は4コマ漫画で話の展開の仕方が学べる▽全国紙と地方紙を読み比べることで、着眼点の違いが分かる▽自分の考えを持つことができ、主体的な学習が可能となる―などの意見が出た。

 セミナーは年4度開いており、教諭ら17人が参加した。

2015年9月14日 無断転載禁止

こども新聞