社名「三菱マヒンドラ農機」 インド大手資本提携で変更

三菱マヒンドラ農機の新社名が掲げられた本社屋=松江市東出雲町揖屋
 三菱重工業グループの三菱農機(島根県松江市東出雲町揖屋、鳥取勝美社長)は1日、インドの農機大手、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M、ムンバイ)と資本提携し、社名を「三菱マヒンドラ農機」に変更した。協業体制を強化し、課題だった海外事業の拡大を本格化させる。

 同日付で三菱農機が第三者割当増資を実施。M&Mが株式33%を約30億円で取得した。

 三菱農機の鳥取社長(67)が引き続き社長を務める一方、同社の久野貴敬副社長(64)と、M&Mの自動車部門海外オペレーションコマーシャル&ビジネスプランニング部のスディール・ジャイスワル副社長(49)が新体制で副社長に就いた。

 ジャイスワル氏は営業や企画立案部門に従事しており、海外販売の強化に向け、起用したという。

 非常勤取締役6人は、三菱重工とM&Mの幹部が3人ずつ就任した。

 2016年3月期(15年4月~16年3月)の売上高の目標は、三菱農機が計画していた15年3月期(278億5千万円)並みを踏襲。

 17年3月期以降の経営計画は今後詰めるが、売上高の15%程度にとどまる海外比率の倍増に向け、従来の米国に加え、中国、東南アジア、インドでトラクターなどの拡販戦略を立てる。

 三菱農機は、少子高齢化などで国内の農機市場が縮小する中、10年に技術提携したM&Mとの協業体制の強化を狙い、資本提携する方針を決めた。

 生産子会社のリョーノーファクトリー(松江市東出雲町揖屋)など、グループ6社の全従業員数は約1500人(4月1日現在)で変更はない。

2015年10月2日 無断転載禁止