仕事みてある記 指先をおしゃれに女性の美しさ演出

指先をおしゃれに装い、女性の美しさを引き立てる小山香織さん=松江市末次本町、「ネイル ア フルール」
 ネイリスト

   小山 香織(こやま かおり)さん (松江市末次本町)



 「きれいなツメは、細かいところまで行き届(とど)いた、女性(じょせい)らしい気遣(きづか)いを感じさせます」。ネイリストの小山香織(こやまかおり)さん(39)は松江(まつえ)市末次本町(すえつぐほんまち)でサロン「ネイル ア フルール」を経営(けいえい)。指先をおしゃれに装(よそお)い、ヘアスタイルやメイク、ファッションと合わせ、女性の美しさが引き立つよう、腕(うで)をふるっています。


 お客さんのツメの状況(じょうきょう)などをカルテに記入するところから始め、好みの色や、仕事をはじめとした生活スタイルを聞きます。ツメの長さを決めると、やすりで形を整えて表面を磨(みが)き、甘皮(あまかわ)やツメと皮膚(ひふ)の際(きわ)の手入れをします。ジェルのベースを塗(ぬ)り、光に当てて固めた上に、約130種類の中から選んだ色を塗り、再度(さいど)、光に当て固めます。次がアート。細い筆(ふで)でジェルや絵の具を使ってデザインを描(えが)いたり、ラインストーンを散りばめたりしていきます。「どんな感じになるのか、お客さんはわくわくしていると思います。作る方も楽しいです」。

 仕上げにジェルを塗り完成。両手の指が彩(いろど)られるまで、1時間半~2時間。「お客さんの笑顔(えがお)が一番。『ありがとう』の一言にやりがいを感じます」

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 松江市に生まれ、高校卒業後、大阪で就職(しゅうしょく)しました。20歳(さい)のころ「手に職をつけたい」と考えていた時、ネイリストの仕事に出合いました。1年間、スクールに通い、ツメの構造(こうぞう)やケアの仕方、アートの描き方など基礎(きそ)を勉強。京都(きょうと)や神戸(こうべ)のサロンに勤(つと)めて修行(しゅぎょう)を積みました。

 「ネイリスト技能検定(ぎのうけんてい)」1級、「ジェルネイル技能検定」上級、日本ネイリスト協会の本部認定講師(にんていこうし)、ネイルサロン衛生管理指導員(えいせいかんりしどういん)の資格(しかく)を持ち、20年近いキャリアです。「その時々で一番いいものを提供(ていきょう)しなければいけません。修行に終わりはありません」と、現在(げんざい)もセミナーに参加するなどして技術(ぎじゅつ)に磨きをかけています。

 一方、ふだんのネイルケアの大切さに、あらためて気づいた、といいます。「ツメがきちんとしていないと、きれいなアートができ上がりません」。技術と衛生知識(ちしき)を持った専門(せんもん)家でないとできないケアを目指して勉強し直し、お客さんにも家庭でできる正しい手入れの仕方をアドバイスしています。

 サロンには同協会認定のネイルスクールを併設(へいせつ)しています。「講師の仕事も頑張(がんば)りたいです。ネイリストの仕事を学び、職業にしたいと思う若い人たちの手助けをしていきたい」と、後進の育成にも意欲(いよく)を燃(も)やしています。

2015年10月7日 無断転載禁止

こども新聞