輝(き)らりキッズ 柔道中国大会堂々の3位

投げ込みのけいこを行う松原淳帆さん=大田市仁摩町仁万、大田西中学校
努力重ねスピードと筋力磨(きんりょくみが)く

 大田(おおだ)西中3年 松原 淳帆(まつばら あつほ)さん


 大田(おおだ)市仁摩(にま)町仁万(にま)の大田西中学校の柔道(じゅうどう)場で、中学生たちが気合を込(こ)めて柔道の練習に打ち込んでいます。その中に黙々(もくもく)と投げ込みのけいこを行う同校3年の松原淳帆(まつばらあつほ)さん(14)の姿(すがた)がありました。練習を通してめきめきと力を付けており、この夏に開かれた柔道の中国大会で3位入賞を果たしました。「初出場で上位入賞することができてうれしかった」と喜んでいます。

 松原さんが家族の影響(えいきょう)で柔道を始めたのは5歳(さい)のころ。邇摩(にま)少年柔道教室に入って約7年間練習に励(はげ)みました。現在(げんざい)は同校の柔道部に所属(しょぞく)し、週に6日程度(ていど)練習。平日は約2時間、休日は約3時間、汗(あせ)を流します。部員は1~3年生の約20人。受け身や寝技(ねわざ)、打ち込みを行い、腕(うで)立てなどの筋力(きんりょく)トレーニングにも力を入れています。

 得意技は中学に入ってから本格(ほんかく)的に学んできたという「袖釣(そでつ)り込(こ)み腰(ごし)」と、小学生のころから時間をかけて磨(みが)き上げてきた「小内刈(こうちが)り」です。

部員たちと練習に励む松原淳帆さん(手前左)=大田市仁摩町仁万、大田西中学校
 指導(しどう)者の一人、高木優(たかぎまさる)さん(43)は「相手の懐(ふところ)に入るスピードが速い。小柄(こがら)なわりに筋力があり、相手を投げるスピードも速い」と、松原さんの特徴(とくちょう)を話します。また、体が柔(やわ)らかく、大きな故障(こしょう)をしたこともありません。

 練習の成果は表(あらわ)れており、近年では今年8月に岡山(おかやま)県で開かれた中国中学校柔道選手権(けん)大会の女子個人(こじん)48キロ級に出場し、準(じゅん)決勝で惜敗(せきはい)したものの、1、2回戦では一本勝ちを含(ふく)む快進撃(かいしんげき)を見せました。

 これまで柔道の技術(ぎじゅつ)を身につけてきた松原さんですが、柔道を続けてきたことで「技術面だけでなく、人として尊敬(そんけい)できる多くの先輩(せんぱい)たちと出会うことができた」と話しています。柔道を通して掛(か)け替(が)えのない人とのつながりを得られたようです。

 努力を積み重ねて大会で結果を出してきた松原さん。高校進学後は「恩(おん)返し」として、同柔道教室の子どもたちへの指導に関わろうと考えています。

 技術面でのアドバイスなどを通して「イメージしながら練習に打ち込むことの大切さを伝えたい」とし、今後の取り組みを楽しみにしています。


≪プロフィル≫

【好きな食べ物】グラタン

【好きな科目】体育

【好きな作家】太宰治(だざいおさむ)


2015年10月7日 無断転載禁止

こども新聞