松江シティ昇格へ好発進 全国地域サッカーL決勝1次R

【第1戦・松江シティFC-ラインメール青森】PK戦3人目を左手で止めるGK船川航司朗=島根県立浜山公園陸上競技場
 第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会の1次ラウンドが6日、出雲市の島根県立浜山公園陸上競技場などで開幕し、4チームずつ3組のリーグ戦の初戦が行われた。B組で中国リーグ優勝の松江シティFCは1-1からのPKの末に5-4で、全国社会人4位のラインメール青森(東北2位)を下し、白星スタートを切った。

 同組で東海リーグ1部優勝のFC刈谷(愛知)は1-0で東北リーグ1位のFCガンジュ岩手を下し、勝ち点3で暫定1位。PK勝ちの松江シティは勝ち点2で、同2位となっている。

 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた大会は、1次ラウンド各組1位と、2位のうち勝ち点などで最上位の計4チームが決勝ラウンドに進む。

 松江シティは7日、同競技場で行われる第2戦でFCガンジュ岩手と対戦する。


 ▽B組

松江シティFC 10-01 ラインメール青森
  (2)      1-1    (1)
         (PK5-4)

▽得点者【松】渋山勇希【ラ】西村光司


 PK戦 青森下す

 【評】先制を許した松江シティは終盤、足の止まったラインメール青森を攻めて追い付き、PK勝ちを収めた。

 松江シティは前半、シュートチャンスをつくりながら決め切れず、後半9分、相手カウンターから先制された。

 だが、豊富な運動量で攻め続け、FW渋山が34分、DF山内智のロングボールに反応。相手守備の裏に抜けると、右足で流し込んで同点とし、PK戦に持ち込んだ。

 PK戦は5人全員が決める一方、GK船川が相手の3人目を止めた。

 渋山冷静 同点G

 2年連続出場の経験に加え、ホームの強みもあったろう。松江シティが先制されながら攻守とも落ち着いたプレーを続け、PK戦の末、短期決戦の大事な初戦をものにした。

 ともに好機をつくりながら、前半は無得点。後半9分、警戒していた相手右サイドのカウンターで均衡が破れた。

 追い詰められた気持ちとなっても不思議ではないが、慌てなかった。「やってきたことをすれば、返せる」とFW渋山勇希。時間が進むにつれて足が止まった相手とは対照的に、最後まで運動量が落ちなかった。

 待望のゴールは後半34分。DF山内智裕のロングボールに、渋山が相手DFとうまく体を入れ替え、裏へ。「キーパーが見えていた」と冷静にゴール右へ蹴り込んだ。

 PK戦なら勢いは上。「事前分析」も的中した。2人ずつ決めて迎えた3人目。GK船川航司朗は「この1本に懸けていた」という。相手の分析で、PKは「左に蹴る」。迷わず飛び、左手に当ててセーブ。勝ち点2を引き寄せた。

 昨年も白星発進だったが、その後連敗で決勝ラウンド進出は逃した。「教訓を生かさないといけない」と片山博義監督。手綱に緩みはない。 

2015年11月7日 無断転載禁止

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