松江シティ 決勝Rへ王手 全国地域サッカーL1次R

【第2戦・松江シティFC-FCガンジュ岩手】後半11分、シュートを放つ松江シティFCのFW粕川正樹(11)=島根県立浜山公園陸上競技場
 第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンド第2日が7日、出雲市の島根県立浜山公園陸上競技場などで3組のリーグ戦の第2戦が行われた。松江シティFC(中国1位)はFCガンジュ岩手(東北1位)を2-0で下し、唯一無敗で勝ち点5としてB組1位に躍り出た。

 同組はラインメール青森(東北2位)がFC刈谷(愛知、東海1部1位)に5-1で大勝し、1勝1敗の勝ち点4で2位。刈谷は勝ち点3で3位。岩手は勝ち点ゼロの4位で、1次ラウンド敗退が決まった。

 1次ラウンドの各組1位と、2位のうち勝ち点などで最上位の計4チームが、日本フットボールリーグ(JFL)昇格2枠を懸けて決勝ラウンド(21~23日・高知)に進出。

 松江シティは最終日の8日午後1時半から、同競技場で刈谷と対戦し、前後半90分間で勝てば、初の進出が決まる。90分間で決着せずPK勝ち、PK負け、90分間で敗れた場合も、青森の結果次第で1次ラウンド突破の可能性がある。

 青森は8日午前10時45分から、同競技場で岩手と対戦する。


 ▽B組
松江シティFC 20-00 FCガンジュ岩手
 (5)       2-0   (0)

▽得点者【松】粕川正樹、谷尾昂也


 【評】松江シティFCがロングボールで攻撃のリズムをつくり、後半2点を奪って快勝した。

 前半から相手DF裏へのロングボールを使い積極的に攻めて主導権を握り、前半のシュートは相手の1本に対し、10本と圧倒した。

 後半も攻め立て、28分、左サイドをドリブルで崩したMF小田のクロスに、FW粕川が合わせて先制。35分にはFW谷尾が相手DFとヘディングで競い、こぼれ球を自ら拾ってループシュートを決め、突き放した。

 守ってはセンターバックの小川、砂川を中心に体を張り、相手シュートを計3本に抑えた。


 集中力切らさず攻め貫く

 圧倒的な得点力で東北リーグを制したガンジュ岩手を寄せ付けなかった。攻め続けた松江シティが最後まで集中力を切らさず、後半の2ゴールで快勝。初戦の白星から2連敗で敗退した昨年の反省を生かした。

 昨年は、初戦で心に隙ができた。この日は、試合前ミーティングでゲームキャプテンのDF小川純が「気持ちでいかないと勝てない」と喝を入れ、気合十分。後半途中まで得点できなかったものの、豊富な運動量と徹底した相手DF裏へのロングボールで終始、試合を支配した。

 先制ゴールは後半28分、途中出場で「何でもいいからチームに貢献したい」と持ち味のスピードを生かした、MF小田悠太のドリブル突破から。マイナスのグランダーのクロスにFW粕川正樹が左足で合わせた。

 7分後にはFW谷尾昂也が競り合いで粘り、ループシュートで決めた。

 守備の集中力も光った。1歩目が速く、パスカットやスライディングで反撃の芽を摘み、許したシュートはわずか3本。リーグ18戦で計107得点の相手の攻撃陣に仕事をさせなかった。

 2試合フル出場のセンターバック砂川太志は「勝ちたい気持ちを見せられた」と胸を張った。初の決勝ラウンド進出へ、気持ちは高まる一方だ。

2015年11月8日 無断転載禁止

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