濃淡駆使し草花精緻に 墨絵画家小玉さん、浜田で個展

来場者に作品の技法を説明する小玉茂右衛門さん(左)
 墨絵画家の小玉茂右衛門(しげるうえもん)さん(63)=出雲市荻杼町=の個展「墨画の世界」が19日、浜田市黒川町の一畑百貨店浜田店で始まった。墨の濃淡を使い分け、野の花や山野草などを精緻に描いた75点が展示され、来場者が草花の色彩に想像をめぐらせ、鑑賞を楽しんでいる。22日まで。

 浜田市では初の個展。墨の濃淡を7段階に塗り分ける独特の画風で、ススキやダイモンジソウ、ハスやボタンなどを趣深く描いた作品をはじめ、紫色を交えたアケビ、朱色と黄色が鮮やかなウメモドキなど彩色でアクセントをつけた作品も出展した。

 期間中は、小玉さんが会場で繊細な技法などについて解説。訪れた近くの自営業、佐古肇徳(はつよし)さん(63)は「一見すると版画やリトグラフかと思うが、手で丁寧に描かれているのに驚いた」と感心していた。

 小玉さんは墨画歴約20年で、山陰中央新報文化センター松江教室(松江市殿町)で2011年から墨絵講座の講師を務めている。

2015年11月20日 無断転載禁止