輝(き)らりキッズ 「チームワークで入賞目指す」

科学の甲子園ジュニア全国大会の島根県代表チームキャプテンを務める勝部司君。SSHの科学探究の時間に、紙飛行機づくりに取り組んでいる=松江市西津田、開星中学校生物教室
科学の甲子園ジュニア全国大会

 島根県代表チームキャプテン
       勝部 司(かつべ つかさ)君(開星(かいせい)中2年)


   理科、数学など筆記や実技(じつぎ)に挑戦(ちょうせん)


 中学生が都道府県チーム別に、科学の思考力や技能(ぎのう)を競(きそ)う12月の「第3回科学の甲子園(こうしえん)ジュニア全国大会」で、開星(かいせい)中学校=松江(まつえ)市西津田(にしつだ)=2年生の勝部司(かつべつかさ)君(14)が、島根県代表チームのキャプテンを務(つと)めます。勝部君は「(20位以内の)入賞を目指す」と張(は)り切っています。

 県代表チームは開星中と島根大付属(ふぞく)中=松江市菅田(すがた)町=の各3人で構成。メンバーは、開星中が勝部君と小田鈴佳(おだすずか)さん(14)、藤井菜那子(ふじいななこ)さん(14)、島根大付属中は長谷川諒(はせがわりょう)君(14)、曳野晶智(ひきのあきのり)君(13)、松本耀(まつもとよう)君(14)。全員が、理科や数学が得意な2年生です。

 10月に松江市内中原(うちなかばら)町の島根県教育センターで開いた合同事前学習会では、夏の県予選で戦った両中学校の生徒が“仲間”として参加。全国大会を想定した実技(じつぎ)競技に挑(いど)み、チームワークを高めました。

 その中で、一人一人が「実技の練習では、チームで話し合うことができた。本番までには、さらに協力し合えるようにしていきたい」(長谷川君)、「お互(たが)いを認(みと)め合って、アイデアを出して入賞を目指したい」(曳野君)、「協力して頑張(がんば)りたい」(松本君)、「話し合いをしっかりとやりたい」(藤井さん)、「冷静に判断(はんだん)したい」(小田さん)と意欲(いよく)を語りました。

【島根県代表チームの6人】科学の甲子園ジュニア全国大会の合同事前学習会で作戦を考える、左から長谷川諒君、曳野晶智君、松本耀君、勝部司君、藤井菜那子さん、小田鈴佳さん=松江市内中原町、島根県教育センター
 ただ一人、昨年の経験(けいけん)者の勝部君は、楽しい思い出とともに「全国には、すごい人たちがいる」ことを体験。しかし、「このメンバーなら、いろいろな話ができると思った」と少し安心しました。昨年の経験を踏(ふ)まえて、筆記も実技試験も「みんなが声を出して進めていった方がいい」と考えています。

 事前学習会の最後に、県教育庁(ちょう)教育指導(しどう)課の担当(たんとう)者・齋藤由美子(さいとうゆみこ)指導主事(40)から「可能性(かのうせい)は限(かぎ)りなくあるので頑張(がんば)ってほしい」と激励(げきれい)を受けました。

 勝部君は、科学や工作好き。現在(げんざい)、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の科学探究(たんきゅう)の時間で、紙飛行機をどうすれば、より遠くへ飛ばせるかという「一人一題」のミニ研究に取り組んでいます。小学校の時から続けているサッカー部で汗(あせ)を流し、将来(しょうらい)は理科の先生になるのが目標。

 小田さんは自然科学部に所属(しょぞく)し、大好きな理科実験の勉強をしています。歌や演劇(えんげき)好きの藤井さんは、コーラス部に所属。県民ミュージカル「あいと地球と競売人(きょうばいにん)」に2011年と13年に出演(しゅつえん)しました。付属中の3人は、ソフトテニス部の仲良しメンバーです。

 勝部君について、開星中の田中薫(たなかかおる)理科教諭(きょうゆ)(41)は「科学への関心がとても強い。人のいいところを引き出したり、コミュニケーションがうまくとれる生徒」と、リーダー役として期待しています。


第3回科学の甲子園ジュニア全国大会

 科学技術振興機構(ぎじゅつしんこうきこう)が主催(しゅさい)して12月4日から6日まで、東京で開催。理科、数学などの「筆記」(6人×1競技)と、ものづくりやコミュニケーション能力を問う「実技」(3人×2競技)に挑戦。課題を分担(ぶんたん)、相談するなど協力して、都道府県代表チーム別に総合(そうごう)得点を競います。

 島根は開星中が3年連続、島根大付属中は2回目。鳥取からは鳥取大付属中が3年連続、鳥取市立湖南(こなん)学園中が初出場します。


≪プロフィル≫

【好きな教科】理科、数学

【好きな食べ物】唐揚(からあ)げ

【好きなテレビ番組】「ザ!鉄腕(てつわん)!ダッシュ!!」


2015年11月25日 無断転載禁止

こども新聞