12月5、6日 情報科学高「情報デパート」

来場客の満足第一に

多くの来場客でにぎわう昨年の「第6回情報デパート」=安来市能義町、情報科学高校
 島根県立情報科学高校(安来市能義町)は、商業や情報に関する専門的な知識を学ぶ一方、多くの行事・ボランティア活動にも力を入れている。中でも今年で7回目を迎える「情報デパート」は、商品の仕入れから販売まで生徒が中心になって行う校内最大行事で、今年も12月5、6の両日開かれる。生徒で組織した実行委員会を中心に、趣向を凝らしたイベントや催しが企画されている。また、商品の販売を通して地域の人に楽しんでいただくために「ありったけのありがとうを伝える情報デパート」をテーマとし、昨年にはなかった新しい店舗や催しを設けるなど、さまざまな形で感謝を伝えようと考えている。本年度情報生が取り組もうとしている活動を紹介する。  (田口翔太・三谷梨奈)


スポーツ用品 子ども服 漬物・練り物 尾道物産館

 趣向凝らした新店舗


 今年の「情報デパート」のコンセプトは「ありったけのありがとうを伝える情報デパート」です。来場してくださるお客さまがより満足していただけるように、商品開発をはじめ、今年初の試みとなる店舗や催し物を企画、昨年よりもさらにパワーアップしました。

 今年新しく加わったのがスポーツ用品、子ども服、漬物・練り物、尾道物産館の4店舗。このうち、尾道物産館では尾道市の特産・名物品を、漬物・練り物の店舗では、ご飯のお供になるキムチなど、数多くの商品を取りそろえておりますので、ぜひお立ち寄りください。

 オリジナル商品の一つである「クロワッサンサンド」は、今人気のアボカドなどの総菜をサンドした食べ応えのある商品です。また、毎年恒例の「洋菓子店のオリジナル商品」もあります。どのようなお菓子があるのか楽しみにしていてください。

 このほか、ステージイベントも多くのお客さまが楽しめる内容となっています。

情報デパートを前に礼法指導の打ち合わせをする起業家班
 一方、「情報デパート」開催にあたり、「情報デパート」を運営する起業家班では週1回、全校生徒に向けて礼法指導も行っています。これは週初めにある「ウィスタ」という全校集会の中で行われます。お客さまが来店された場合や商品を購入していただいた場合、商品が破損していた場合などの対応を実演し、お客さまへの対応、店員としての心構えを全校生徒に指導しました。当日は全校生徒一同が皆さまを明るく元気にお迎えします。

 実行委員長の飛田朱莉(あかり)さん(情報システム科3年)は「情報デパートをより良いものにするため、全校生徒が一丸となり、やるべき仕事に全力で取り組み、最高のおもてなしができるようにします」と意気込んでいます。  (湊優希・岸川由布子)


毎年好評の特産品コーナー(昨年資料)
出店11店舗の見どころ

 本年度の「情報デパート」の店舗数は11で、昨年度よりも多くなっています。新しくスポーツ用品、子ども服、漬物・練り物、尾道物産館など、計4店舗も営業します。全ての店舗に魅力がありますので、一つ一つ紹介したいと思います。

鍋セットとXマスローズ

 野菜・生花、スポーツ用品
 (2年1組)

 野菜は今が旬の新鮮な野菜を仕入れます。生花はいろいろな種類の物を取りそろえており、おすすめ商品はお鍋セットとクリスマスローズです。スポーツ用品は冬物用を多く仕入れます。


世代超え楽しめる雑貨

 漬物・練り物、文房具・雑貨
 (2年2組)

 あご野焼きやはんぺん、キムチなどを販売します。その他にも文房具や、小さいお子さまから大人まで楽しめる雑貨を取りそろえています。


目玉商品は今年もカニ

 鮮魚、尾道物産館
 (2年3組)

 鮮魚は境港を中心に仕入れた新鮮な魚やカニ、貝類、干物などを販売します。その中でも目玉商品はカニです。毎年大人気で、昨年も早く売り切れたのでお早めにお越しください。

 広島県のしまなみ・尾道の特産品は、10月25日に行なわれたミニデパートでも多くのお客さまから好評をいただきました。


総菜、菓子パンそろえる

 パン、駄菓子
 (3年1組)

 パンは、複数の店舗から今が旬で各店舗でも人気の総菜パンや菓子パンなどを仕入れます。駄菓子は、小さいお子さまから大人まで楽しめ、安価でたくさん買うことができます。


お薦めオリジナル菓子

 洋菓子、子ども服
 (3年2組)

 洋菓子は、東出雲にある「ラ・セゾン」から毎年人気の洋菓子のほか、お薦め商品である3年2組の生徒が発案したオリジナルプリンを販売します。子ども服はベビーサイズから合寸160センチまでの小さいお子さま向け商品を多く取り扱います。


専門高校の実習品販売

 県内特産品
 (3年3組)

 県内特産品のほか、有名で人気のある出雲農林高校のハムをはじめ、専門高校実習品も販売します。また、今年は県内にとどまらず隣の鳥取県の特産品も取り扱います。

 「情報デパート」でしか手に入らない物も多くありますので、ぜひお越しください。    (三登雄太)


和太鼓による迫力あるパフォーマンスを披露する、ステージイベントに出演予定の「伯太太鼓」
イベント

 太鼓やホルン…演奏中心


 「情報デパート」では毎年、ステージイベントを開催している。デパート初日(5日)のイベントは、松江市を中心に活動しているホルンの愛好家集団である「島根ホルンクラブ」、ジャズやクラシック、ポップスなどの曲を演奏する「ラパンブランjazzクインテット」の2団体による演奏が予定されている。

 二日目の6日は、安来市を中心に活動している社会人吹奏楽団「安来ウィンドオーケストラ」、和太鼓による迫力あるパフォーマンスを披露する「伯太太鼓」、安来市の伝統の踊りである「安来節」を歌う勝部伸哉さんと、計3団体によるイベントが予定されている。

 演奏を中心とするものが多く、音楽によるさまざまな雰囲気の「情報デパート」を楽しむことができるはずだ。    (近藤彬斗)


地元団体の協力で、軽食を販売する店舗も出店する(昨年資料)
屋台

 地元団体協力で軽食提供


 「情報デパート」では今年度も地元団体の「安来青年経営者協議会」と「フードチャレンジ安来」の協力のもと、昼食の代わりになる軽食を販売する。

 デパートを運営する起業家班の「おいしい昼食を提供したい!」という思いから昨年度から始まった企画であり、提供された軽食はどれも老若男女に好評だった。

 本年度は、ラーメン、焼きそば、和牛丼、オムライスといった昼食になるようなものから、空揚げやジュース、みるく餅など種類豊富な軽食が販売される。軽食を販売することによって、長い時間デパート・イベントを楽しんでいただくのが狙いだ。  (門脇彩乃)


NIE学習活用 「デパート」発信

NIE実践指定校として、新聞記事の研究や記事を書くのに必要な技術や表現方法を学習している
 情報科学高校は今年からNIE実践指定校となりました。主な学習内容としては、新聞の見出しやコラム、投書などをグループで分析し、意見を出し合い、発表し、評価をし合い、新聞記事を書くにあたって必要な技術や表現方法を学習しました。

 今回「青春はつらつ新聞」を製作するにあたり、山陰中央新報社NIE担当の水野幸雄さんを講師としてお招きし、新聞教室を開いていただきました。実際に現場で活躍されているプロの方に新聞の書き方についてご指導していただいたことは、新聞記事を書いたことのない私たちにとって大変参考になりました。

 これまでの学習内容を生かすため、本年度も開催される「情報デパート」の記事を書くことになり、私たちが作った新聞で「情報デパート」の魅力を、皆さまに少しでも伝えることができればと一生懸命作りました。この新聞記事をきっかけに、情報科学高校に足を運び、「情報デパート」の雰囲気を味わっていただければと思います。  (米田健・岩崎克己)


編集後記

課題研究NIE班のメンバー
 私たちが選択している課題研究「NIE」は、主に新聞を使った学習をしています。今回の「青春はつらつ新聞」製作では、「情報デパート」について自分たちで取材をし、各担当に分かれて記事を作成しました。よりよい「情報デパート」のために一生懸命頑張る起業家班や、生徒たちの充実した毎日の様子を知っていただけたらうれしいです。

 これからも、情報科学高校のさまざまな取り組みや活動が地域活性化につながるよう頑張ります。最後に、今回の紙面作りをはじめ、情報科学高校を応援してくださっている全ての方々に心から感謝申し上げます。  (安部美冬・永島彩香)

2015年11月26日 無断転載禁止

こども新聞