輝(き)らりキッズ 目指すは「名人」と「プロ棋士」

「小学生名人」を目指して、将棋の腕(うで)を磨(みが)く白根亘琉君=米子市錦町1丁目、M3カルチャースクエア
全国小学生将棋(しょうぎ)低学年の部 3位入賞

 白根 亘琉(しらね わたる)君 (米子(よなご)・啓成(けいじょう)小3年)


 全国の頂点(ちょうてん)を目指して、一心不乱(いっしんふらん)に将棋盤(しょうぎばん)に向かう小学生が米子(よなご)市にいます。米子市立啓成(けいじょう)小学校3年の白根亘琉(しらねわたる)君(9)は、8月1日に岡山(おかやま)県倉敷(くらしき)市で開かれた「第14回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部」に出場し、3位に入賞しました。鳥取県内の小学生の最高成績(せいせき)を達成し、「目標以上の結果を出せてうれしい」と、笑顔(えがお)を浮(う)かべます。

 白根君は5歳(さい)のころ、祖父(そふ)に駒(こま)の動かし方やルールを教えてもらったことがきっかけで、将棋に夢中(むちゅう)になりました。6歳から、今も通っている米子市錦(にしき)町1丁目、M3カルチャースクエアの将棋教室で本格(ほんかく)的に将棋を始めました。

 現在(げんざい)は週1回、同教室で、興津信之(きょうづのぶゆき)先生(62)に3時間の指導(しどう)を受けています。土曜日は鳥取県西部支部(しぶ)道場(米子市上福原(かみふくばら)5丁目)まで足を運び、昼すぎから夕方までみっちりと将棋に取り組みます。教室のない日も、家で棋譜並(きふなら)べと詰(つ)め将棋を解(と)いて、自主練習を怠(おこた)りません。

 果敢(かかん)な攻(せ)め将棋を得意とし、直感で素早(すばや)く一手を指(さ)すため、対局中に持ち時間を使い切ったことは今まで一度もありません。先生からは「大事な局面では、もっと落ち着いて考えなさい」と言われることもあり、課題の一つです。

将棋教室の友達と対局を重ねる白根亘琉君(右)=米子市錦町1丁目、M3カルチャースクエア
 倉敷市であった全国大会には、県の代表として3年連続出場しました。1年目、2年目は3連勝しないと上がれない予選で負けてしまい涙(なみだ)をのみましたが、今年は見事3連勝。参加者64人の内、ベスト8まで残ると、トーナメントで1勝し、3位の結果を残して雪辱(せつじょく)しました。

 大一番の対局でも「緊張(きんちょう)するより、楽しいという思いが強かった」と振(ふ)り返ります。とにかく将棋が大好きで、何度負けてもいやになることなく「面白いからずっと続けたい」と思うそうです。

 将棋の世界に飛び込んだことで、全国の同年代の選手と対戦を積み、塾(じゅく)や道場でさまざまな人と出会いました。「たくさんの人と友達になれて良かった」と言います。

 全国の舞台(ぶたい)で3位入賞を果たした白根君の次なる目標は、2月に県大会が始まる全国大会・第41回さなる杯小学生将棋名人戦に出場し、優勝(ゆうしょう)者の「小学生名人」の称号(しょうごう)を獲得(かくとく)することです。「将来はプロ棋士(きし)になりたい」と、大きな志(こころざし)を抱(いだ)く白根君の成長に、今後も期待が掛(か)かります。


≪プロフィル≫

【好きな教科】体育、算数

【好きな食べ物】ハンバーグ

【好きなこと】マラソン

【好きな言葉】焦点(しょうてん)の歩(ふ)

【尊敬(そんけい)する人】羽生善治(はぶよしはる)


2015年12月2日 無断転載禁止

こども新聞