(70)仁摩サンドミュージアムの一年計砂時計(大田)
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来場者を魅了する一年計砂時計 |
大田市仁摩町天河内の仁摩サンドミュージアムで目を引くのが、シンボルの一年計砂時計。タイムホールの上部に据えられ、5メートルを超える大きさで来場者を圧倒している。
同ミュージアムによると、一年計砂時計は同志社大名誉教授の三輪茂雄氏が監修して設置された。大きさは直径1メートル、高さ5・2メートルで、1トンの砂が1年かけて少しずつ落ちていく。同ミュージアムの近くには鳴り砂で知られる「琴ケ浜」があり、設置には鳴り砂の保全や環境保護などへの願いも込められた。1991年のオープン以来、時を刻んでいる。
県内外から訪れた家族連れらが、一年計砂時計を盛んに写真に収める姿が見られる。「砂時計をじっくりと見たことがなかった。きれいで感動した」「何度来ても魅力を感じる」。独特な構造とスケールの大きさで訪れる人を引きつける。
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ホールのフロアには、実物大のレプリカが置かれている。同ミュージアムの大畑修一事務局長は「一年計砂時計は時の流れを実感できる魅力がある。多くの人に体感してほしい」と話す。
2015年12月10日 無断転載禁止