輝(き)らりキッズ 小学生全国バド上位目指す

「将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は五輪出場」

中国予選 優勝(ゆうしょう)と3位

 小林 倫太朗(りんたろう)君 (松江(まつえ)・内中原(うちなかはら)小6年)

 田部 真唯(たなべ まい)さん (松江・乃木(のぎ)小6年)


 松江(まつえ)市内の小学生男女二人がこのほど「第24回全国小学生バドミントン選手権(せんしゅけん)中国地区予選」を勝ちぬき、全国大会への出場権を獲得(かくとく)しました。市立内中原(うちなかはら)小6年小林倫太朗(りんたろう)君(12)=同市国屋(くや)町=と同乃木(のぎ)小6年田部真唯(たなべまい)さん(12)=同上乃木(あげのぎ)二丁目=で、二人は近づいた全国大会での上位入賞を目指し、練習に汗(あせ)を流しています。

 ともに幼稚園(ようちえん)の時、全国実業団(じつぎょうだん)や国体選手として鳴らし、元全日本チャンピオンでもある星野忠男(ほしのただお)さん(77)が、バドミントンで鍛(きた)えた体力、根気、集中力で学力との文武両立を目指そうと設立(せつりつ)した星野BJS(バドミントン・ジュニア・スクール)に入会。週3回、体力トレーニングや基本(きほん)練習に取り組み、めきめきと力を付けてきました。

 特に6年生になった今年は、6年生以下男子の部で小林君が中国地区選抜(せんばつ)と近畿(きんき)オープンで2位、同女子の部で田部さんも近畿オープン2位、そして、ともに優勝(ゆうしょう)を目指して臨(のぞ)んだ全国大会中国予選では、小林君が見事優勝、田部さんも3位となり、全国切符(きっぷ)を手にしました。特に小林君の優勝は島根県勢(ぜい)にとって13年ぶりの快挙(かいきょ)でした。

 二人を指導(しどう)する仁島拓哉(にしまたくや)コーチ(24)は、小林君を「家でもコツコツと自主的に練習するなど、まじめな努力家」、一方の田部さんを「気持ちが強く、試合では闘志(とうし)をむき出しにして戦うタイプだが、根は優しい」と評(ひょう)します。

 バドミントンでは有利と言われる左利(き)きの小林君は、これまで接戦(せっせん)の末に惜敗(せきはい)するケースが多かったのですが、中国予選ではしぶとく接戦をものにして優勝しました。幼(おさな)いころから小林君をよく知る星野代表は「課題だった精神(せいしん)力が強くなった証(あかし)」と目を細め、さらなる課題は「体力を付け、スマッシュを強くすること」と指摘(してき)します。

 一方、田部さんは167・5センチと小学生離(ばな)れした長身からの強烈(きょうれつ)なスマッシュが武器(ぶき)。川上大輔(だいすけ)コーチ(33)によれば「攻撃(こうげき)力は間違(ちが)いなく全国トップクラス」ですが、「ミスが出だすと続くことが多い悪いくせの克服(こくふく)と、レシーブ力をもっとみがくこと」と課題を挙(あ)げています。

 全国大会は今月23日から北九州市で開かれます。近藤俊夫(こんどうとしお)コーチ(56)は「ともに優勝を狙(ねら)える力は十分」と言いますが、小林君の目標は「全国には強い選手がいるので、まずはベスト8」と控(ひか)えめ。一方、田部さんは「シード選手を倒(たお)し優勝を目指す」と意気込(ご)んでいます。

 「これからも高校、大学、実業団でずっとバドミントンを続け、将来(しょうらい)はオリンピックに出場したい」と、ともに大きな夢(ゆめ)の実現(じつげん)に向け、今日も懸命(けんめい)にシャトルを追いかけています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】小林君=社会
       田部さん=国語、理科

【好きな本】小林君=『終わりのセラフ』
      田部さん=『世界の危険(きけん)生物』

【好きな色】小林君=赤
      田部さん=黄

【尊敬(そんけい)する人】小林君=桃田賢斗(ももたけんと)選手
             田部さん=漆崎真子(うるしざきまこ)選手


全国大会での上位入賞を目指し、練習に励む小林倫太朗君=松江市大庭町、サンライフ松江体育室
全国大会での上位入賞を目指し、練習に励む田部真唯さん=松江市大庭町、サンライフ松江体育室
練習の合間にコーチから指導を受ける小林倫太朗君(左から3人目)と田部真唯さん(同4人目)=松江市大庭町、サンライフ松江体育室

2015年12月16日 無断転載禁止

こども新聞