輝(き)らりキッズ Jr.五輪陸上を経験

ジャベリックスローの矢を手に、フォームを確認する寺迫貴希君=浜田市黒川町、市陸上競技場
 「ジャベリックスロー」島根1位

 寺迫 貴希(てらさこ たかき)君 (浜田(はまだ)一中3年)

 高校ではやり投げに生かす

 ロケット状(じょう)の矢を投げる陸上競技(きょうぎ)「ジャベリックスロー」。浜田(はまだ)市立第一中学校(浜田市黒川町)3年の寺迫貴希(てらさこたかき)君(15)は、島根県の記録会(きろくかい)で49メートル56センチを投げて1位になり、10月下旬(げじゅん)に横浜(よこはま)市で行われた第46回ジュニアオリンピック陸上競技大会に初出場しました。高校からはやり投げに変わりますが、「しっかり体づくりをして、納得(なっとく)のいく記録を出したい」と気持ちを切り替(か)えて、練習に汗(あせ)を流しています。

 寺迫君は小学3年生の時、両親の勧(すす)めで浜田ジュニア陸上教室(浜田JAS)に通い始めました。100メートル走と、ボールを投げることが得意だったのでソフトボール投げに挑戦(ちょうせん)しました。

 4年生の時、浜田市の大会に初めて出場し、ソフトボール投げで41メートルの記録を出しました。予想以上の記録に「これを極(きわ)めよう」と決めて本格(ほんかく)的に練習を始め、5年、6年と年々、実力を上げていきました。

上ケ迫定夫室長(左)にジャベリックスローの投げ方のフォームを教わる浜田ジュニア陸上教室の生徒たち=浜田市黒川町、市陸上競技場
 しかし、ソフトボール投げは小学生まで。中学生からの種目となるジャベリックスローの矢を初めて投げたのは、6年生の時でした。浜田JASの上ケ迫定夫(かみがさこさだお)室長(61)に勧められて何気なく投げたところ、矢は一直線に遠くまで飛んでいきました。

 ジャベリックスローとソフトボール投げでは投法が異(こと)なるため、矢を真っすぐ飛ばすのは難(むず)しいそうです。でも、寺迫君は「自然とできた」と振(ふ)り返り、矢の握(にぎ)り方や助走は上ケ迫室長に教わりましたが、「フォームで困(こま)ったことはない」と言います。

 練習は、むやみに矢を投げるのではなく、一投一投集中し、矢の飛んだ向きも確認(かくにん)します。そのため、投てき数は1日15投ほど。練習も大会も1投目に好記録が出ても「欲(よく)が出る」と言い、さらに上の記録を狙(ねら)って投げます。

 10月のジュニアオリンピック大会は、けがから復帰(ふっき)したばかりの焦(あせ)りから前日に足を痛(いた)め、3投とも満足のいかない結果でした。「中途半端(ちゅうとはんぱ)な記録で終わり、めちゃくちゃ悔(く)いが残った」と言い、その分、高校で挑戦するやり投げで挽回(ばんかい)しようと意気込(ご)んでいます。

 やり投げに限(かぎ)らず、ほかの陸上種目にも興味(きょうみ)があり、「種目はまだ絞(しぼ)っていないけど、インターハイに出たい」と大舞台(だいぶたい)での活躍(かつやく)を夢(ゆめ)見て、練習に励(はげ)んでいます。

 ≪プロフィル≫

【好きな科目】体育

【好きな言葉】一生懸命(いっしょうけんめい)

【好きな食べ物】焼肉

【好きな歌手】ナオト・インティライミ

【趣味(しゅみ)】体を動かすこと

2015年12月23日 無断転載禁止

こども新聞