仕事みてある記 「安全に長く乗つて」知識・技術磨き整備

お客さんに満足してもらえる整備とサービスを目指して点検する金坂駿さん=松江市学園1丁目、ネッツトヨタ島根学園通店
 自動車整備士

   金坂 駿(かねさか しゅん)さん (松江市学園1丁目)



 「大切な車。安全に長く乗ってもらえるよう、心を込(こ)めて整備(せいび)しています」。ネッツトヨタ島根学園通店(松江(まつえ)市学園1丁目)の自動車整備士、金坂駿(かねさかしゅん)さん(26)は、車の専門(せんもん)家として、お客さんに満足してもらえる整備とサービスを目指して車と向き合っています。


 工場に自動車が運び込まれます。半年ごとの点検(てんけん)。まず運転席で、ライトや駐車(ちゅうしゃ)灯、警笛(けいてき)、ワイパーの状態(じょうたい)を確認(かくにん)。車外に出てボンネットを開け、バッテリーやエンジンオイルの量、冷却液(れいきゃくえき)などをチェックし、タイヤの摩耗(まもう)状態、空気圧(あつ)にも目を配ります。

 12カ月点検では、エンジンルームをさらに入念に検査(けんさ)、タイヤを外(はず)してのブレーキ確認などが加わります。車検なら合否判断(ごうひはんだん)をする検査員と一緒(いっしょ)に作業を進めます。どの点検でも不具合が見つかれば、お客さんに確認して修理(しゅうり)や部品交換(こうかん)をします。

 接客(せっきゃく)も大事です。洗車(せんしゃ)や車内掃除(そうじ)、窓(まど)ガラスもきれいにして引き渡(わた)す際(さい)は、オイル交換の時期など、次の点検時までに注意する点をアドバイスします。「お客さまの『ありがとう』の一言にやりがいを感じています」

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 松江市生まれ。ゼンマイバネで動くミニカーやプラモデルなどでよく遊んでいた車好きで、車に直接(ちょくせつ)タッチできる整備士を目指しました。高校卒業後、トヨタ自動車大学校神戸(こうべ)校で学び、国家資格(しかく)の「自動車整備士技能(ぎのう)検定」2級を取りました。

 点検・整備のほか事故(じこ)車の修理や突然(とつぜん)のトラブルへの対応(たいおう)も。原因(げんいん)や場所がよく分からない不具合の訴(うった)えは、お客さんに聞いた症状(しょうじょう)を踏(ふ)まえ「経験(けいけん)を積み重ねていくと、直感的に分かるようになります」

 「常(つね)に先端(せんたん)の技術(ぎじゅつ)に直接触(ふ)れられるので、車好きにはとてもおもしろいですよ」。自動車業界(ぎょうかい)は新しい機能(きのう)を持った車が次々と発売され、電気自動車も登場、コンピューター化も進んでいます。整備もハイブリッド車が中心。進展(しんてん)するテクノロジーに対応する知識(ちしき)・技術(ぎじゅつ)は欠かせず、職場(しょくば)のミーティングや個人(こじん)的な勉強で吸収(きゅうしゅう)しています。

 トヨタ独自(どくじ)の整備士検定があり現在(げんざい)2級。1級取得を目指しています。「現状維持(いじ)ではなく高い目標を持って知識・技術を深めたい。お客さまへのサービスにも生かせますから」

2016年1月13日 無断転載禁止

こども新聞