輝(き)らりキッズ おおらか優しい笛の音

笛をふく森脇ほのかさん。大らかで優しい音が特徴=大田市鳥井町
感動の舞台(ぶたい)目指し練習

 土江(つちえ)子ども神楽団(かぐらだん)

   森脇(もりわき) ほのかさん(大田小3年)


 大田(おおだ)市長久(ながひさ)町を拠点(きょてん)に活動する「土江(つちえ)子ども神楽団(かぐらだん)」は約300年の歴史があります。その神楽団に所属(しょぞく)し、笛を担当(たんとう)しているのが、大田小学校3年生の森脇(もりわき)ほのかさん(9)です。

 昨年12月中旬(ちゅうじゅん)に同市鳥井(とりい)町で開かれた催(もよお)しで、同神楽団が上演(じょうえん)した「四方剣(しほうけん)」では舞(まい)を生かす演奏(えんそう)を披露し、ステージ間近で観賞したお年寄(よ)りら約60人を魅了(みりょう)。大きな拍手(はくしゅ)が送られました。「心を込(こ)め、自信を持ってふくことができて良かった」と満足した表情(ひょうじょう)を見せました。

 森脇さんは4歳(さい)のころ、家族の影響(えいきょう)で神楽の練習に参加しました。

 笛を担当する先輩(せんぱい)の笛の音(ね)や指使いを参考に学んでいきました。自宅(じたく)でも笛の特訓を続け、園児のころはふかない日はないぐらい練習を重ねました。努力の結果、神楽の演目(えんもく)ごとの奏楽(そうがく)の指使いを次々に覚えていきました。小学校1年で初舞台(ぶたい)を踏(ふ)んでおり、特に「恵比須(えびす)」でふく笛が好きで「曲が楽しいから」と理由を語ります。

「四方剣」を披露する森脇ほのかさん(左から3人目)らメンバーたち=大田市鳥井町
 若手ながら本人のセンスもあり、演奏技術(ぎじゅつ)を高めており、同神楽団の楫義行(かじよしゆき)代表(67)は「笛の音がおおらかで優(やさ)しい。神楽を舞う人も舞いやすい」と話し、森脇さんの笛の特徴(とくちょう)を説明します。

 同神楽団は現在(げんざい)、園児から中学3年生まで46人で活動。同市長久町の長久まちづくりセンターを拠点に週2回、約2時間の練習を行っています。森脇さんは年下のメンバーなどに笛の指使いを教えています。

 神楽上演では「お客さんに良い音を聴(き)いてもらえるように心がけている」と強調。「いろんな人に見てもらい、拍手をしてもらえるとうれしい」と神楽の魅力を語ります。

 このほか、毎年1月に市内で開催(かいさい)される和楽器コンサートに出演するなど、活動の場を広げて演奏技術に磨(みが)きをかけています。

 森脇さんは「お客さんを感動させるような音を出せるようにしたい。しっかり練習をがんばりたい」と意欲(いよく)を示(しめ)しました。


≪プロフィル≫

【好きな科目】図工と音楽

【好きな食べ物】イチゴ

【好きな言葉】努力

2016年1月20日 無断転載禁止

こども新聞