錦織サーブ絶好調、3回戦進出 全豪テニス

男子シングルス2回戦でサーブを放つ錦織圭=メルボルン(共同)
 【メルボルン=本紙特派員・鹿島波子】テニスの全豪オープン第3日は20日、メルボルンで行われ、男子シングルス2回戦で第7シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング103位のオースティン・クライチェク(米国)を6-3、7-6、6-3で下した。

 錦織はサーブで主導権を握った。第2セットは今大会初めてブレークを許し、競り合いとなったが、タイブレークは要所でサービスエースを決め7-5で押し切り、リズムを取り戻した。

 3回戦は世界27位で第26シードのギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)と対戦。過去の対戦は錦織の2戦2勝。   


エース13本“親友”破る

 サービスエースは13本。ネットプレーは21回試み、16回成功させた。錦織圭が、ジュニア時代のルームメートのお株を奪うプレーで、1時間53分の快勝。「サーブがとてもよく、ほとんどのポイントをコントロールできた」と自賛した。

 相手は米フロリダ州のアカデミーで共に過ごした親友で、左利き特有のサーブとネットプレーに初対戦だった昨年2月のメンフィス・オープンはフルセットと苦しめられた。

 さらに、この日は雨でアリーナの屋根が閉じられ、風の影響を受けない「インドア」となり、サーブが打ちやすく、相手有利と思われた。

 しかし、錦織も条件は同じ。先に味方に付けた。サーブで組み立て「なるべく前に出てプレッシャーを与えよう」と仕掛け、第1セットのサービスゲーム5度のうち、4度がラブゲームキープ。課題の第1サーブは成功率82%をたたき出した。

 得意のストロークが乱れた第2セットは今大会初めてブレークを許したが、相手の勢いを押し返したのもサーブ。タイブレークで時速197キロ、198キロのサービスエース2本を決め、突き放した。

 自賛の言葉を発した表情は引き締まったまま。「スコアより内容は少し競った。直すところはたくさんある」。ギアを上げる大会中盤へ、神経が研ぎ澄まされていく。

2016年1月21日 無断転載禁止

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