メルボルン発全豪日記 「ボールキッズ」競争し烈

コートできびきびと動くボールキッズ(左)。選手と同様、センターコートを目指す=メルボルン
 1試合6人のシフト制。緑の帽子とユニホームでコートサイドを駆け回り、ボールを拾い集める「ボールキッズ」は、大会全体で計380人いるそうだ。

 前の大会終了時から募集され、開幕時点で12~15歳なら、性別も、テニス経験の有無も関係なし。ただ、約3千人もの申し込みがある狭き門で、ネットからベースラインまで約12メートルボールを浮かさずに転がすなど、実技試験や実際の試合を経て念願のコートに立つ。

 16コートで試合があるメルボルンパーク内では同時並行で最大100人近くが活躍。目指すのは選手たちと同じセンターコート、1万5千人の観衆の目が降り注ぐロッド・レーバー・アリーナだ。

 シフトは毎日発表され、ベスト8が激突する第2週からは評価の高い子どもたちの「選抜部隊」で、決勝の舞台に立てるのは予選を含め17日間を勝ち抜いたボールキッズ界の“ビッグ6”。

 大会終盤、緊迫を増す中、試合を重ねるごとにたくましくなってきた彼らの引き締まった表情が、頼もしい。

2016年1月27日 無断転載禁止