メルボルン発全豪日記 街や人々包む温かさ

「オーストラリア・デー」で会場近くを流れるヤラ川沿いで祝日を楽しむ人たち=26日、メルボルン
 街や会場の雰囲気、応援から温かさが感じられ、錦織圭選手が「四大大会で一番好き」という全豪オープン。2度目の取材で訪れた記者も、その意味が実感できるようになった。

 会場でコメントをもらったボールキッズの日本人家族にはその後、何度もメールや電話で話を聞かせてもらい、夕食にまで呼んでもらった。

 深夜まで原稿を書き、帰りのタクシーで運転手さんが「人に会ったら『Good day mate(グッダイマイ)!』と言うんだよ」と教えてくれた。友達(Mate)のように交わせるあいさつは誰とでも距離を縮めてくれるようだった。

 初のナイトゲームとなった準々決勝で日本のエースは残念ながら敗れたが、日の丸も揺れたスタンドからは「ホーム」のような拍手が続いた。勝った試合はもちろん、負けた試合も、昨年を含め取材した10試合全てで、そうだった。

 この日は祝日の建国記念日「オーストラリア・デー」。夏の暑さが戻り、会場近くのヤラ川では多くの人がボートやバーベキューを楽しんだ。夜遅くまでにぎわった川のほとりで、近い将来きっとやって来る四大大会制覇の時、はじける「友達」の笑顔を思い浮かべた。

     =おわり=

2016年1月31日 無断転載禁止

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