輝(き)らりキッズ 美しい海イルカ生き生き

絵筆を手に来年度「未来に残そう青い海・図画コンクール」出品作品のイメージを膨らませる南家涼子さん。後方の絵が第八管区海上保安本部長受賞作品=島根県知夫村、知夫小中学校
「環境(かんきょう)を守っていきたい」

 海上保安庁(ほあんちょう)図画コンクール第八管区(かんく)最優秀の本部長賞

   南家 涼子(なんか すずこ)さん(隠岐(おき)・知夫(ちぶ)小中学校小学5年)


 青い海に囲まれた隠岐諸島(おきしょとう)の知夫里島(ちぶりじま)(島根県知夫村)は、イルカなど海にもたくさんの生き物が暮(く)らしています。地元の知夫小中学校小学5年生の南家涼子(なんかすずこ)さん(11)はイルカを題材に絵を描(えが)き、「第16回未来に残そう青い海・海上保安庁(ほあんちょう)図画コンクール」に応募(おうぼ)。生き生きとした作品は第八管区(かんく)海上保安本部長賞(小学生高学年部門)に選ばれ、作品は東京都内で展示(てんじ)もされました。

 同コンクールは、海上保安庁が小中学生を対象に美しい海を連想させる絵画を全国から募集。小学生低学年(1~3年生)、同高学年(4~6年)、中学生の3部門に計3万4823点の応募がありました。

 うち小学生高学年部門には、第八管区(福井(ふくい)県から島根県に至(いた)る西部日本海地域(ちいき))から614点が寄(よ)せられ、その中の1番に南家さんの作品が選ばれました。

同級生らと図鑑に見入る南家涼子さん(左から2人目)=島根県知夫村、知夫小中学校
 今回で同コンクール3回連続入賞となる南家さんも過去(かこ)最高の同地域ナンバーワンの知らせを聞いた時は、さすがに「すごくうれしかった」そうです。ちなみに中学生部門の同賞は、隠岐の島町立西郷(さいごう)中学校3年生、谷田紗彩(たにださあや)さん(15)が受賞しました。

 作品は夏休み中に、学校へ通って描きました。同コンクールで隠岐海上保安署長(しょちょう)賞を受賞した同級生の古谷有己(ふるたにありき)君(11)に構図(こうず)について助言してもらいながら下絵も描き直すなど、知夫里島での体験に図鑑(ずかん)などで見た魚や、写真で知った海景色(けしき)の要素(ようそ)も取り入れて「きれいな海」を表現(ひょうげん)。飛び跳(は)ねるイルカのほかに色鮮(あざ)やかな熱帯魚やサンゴ、青空や太陽も入れ、世界に一つしかない作品に仕上げました。「イルカなどいるこの環境(かんきょう)を守っていかなければいけない」という思いを込(こ)めたそうです。

 絵を描くことは「好き」という南家さんは、自宅でも飼(か)っている犬など動物の絵を描くことがよくあるそうです。生き物を躍動(やくどう)的に描けるのは、日々の観察力も関係しているのかもしれません。また「絵本作家のいわさきちひろさんや林明子さんの絵が好き」だそうで、絵本からも構成などを学んでいるようです。

 来年度も同コンクールに出品を計画している南家さんですが、次回は5年間描き続けてきたイメージの世界から少し方向を変え、「サザエをとっている人など身近なことを伝えたい」と考えています。「ゴミを捨(す)てない、資源(しげん)を守る」など、同コンクールへの参加で海への思いもより深まっているようです。


≪プロフィル≫

【好きな教科】図工

【好きな食べ物】フルーツ

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】動物に関係する仕事がしたい

2016年2月10日 無断転載禁止

こども新聞