輝(き)らりキッズ 空手で心身鍛える兄妹

指導を受けながら練習に励む高橋希さん(右)と亮さん(左)=出雲市大社町北荒木、荒木コミュニティセンター
夢(ゆめ)はともに五輪出場

 高橋 亮(たかはし りょう)さん(出雲・大社中2年)

     希(のぞみ)さん(荒木小4年)


  父母も刺激(しげき)受け練習


 毎週木曜日の午後7時から、出雲(いずも)市大社(たいしゃ)町北荒木(きたあらき)の荒木コミュニティセンターのホールで、日本正剛館(せいごうかん)空手道士会島根道場の道場生約20人が練習に励(はげ)みます。

 日本正剛館は国内外に約150の道場を持ち、島根道場は約50人が松江(まつえ)市内1カ所、出雲市内3カ所で練習しています。

 出雲地区で、幼児(ようじ)から大人までの道場生をまとめるのが、出雲市立大社中学校2年の高橋亮(たかはしりょう)さん(14)と、妹で同市立荒木小学校4年の希(のぞみ)さん(10)です。

練習前に父親の陽一さん(左)、母親の美紀さん(右)と笑顔で会話する希さんと亮さん
 練習場に響(ひび)く「シュッ、スパッ」と小気味(こきみ)よい道着のすれる音と、「エイッ」「オイッ」という気合いの声。2人は、ひときわ大きな声でみんなを引っ張(ぱ)ります。

 希さんは、昨年7月に姫路(ひめじ)市であった「日本正剛館第90回国際親善(こくさいしんぜん)全国空手道選手権(けん)大会」の形(がた)小学4年緑茶の部でベスト8入りし、組み手小学3、4年女子の部では4位に入賞しました。

 希さんが空手を始めたのは幼稚園(ようちえん)年長組の時。兄、亮さんの影響(えいきょう)でした。亮さんは小学1年の時、「心身を鍛(きた)えてほしい」という両親のすすめで空手を始め、すぐに夢中(むちゅう)になりました。こうした頑張(がんば)っている兄の姿(すがた)に「かっこいい」と憧(あこが)れたのがきっかけです。

 希さんは空手の魅力(みりょく)を「突(つ)いたり蹴(け)ったりと体をいっぱい動かすことができる」と話します。組み手が得意で、「突きや蹴りでポイントが入り、勝ち上がっていくことが好き」と練習を苦にせず、積極的に体を動かします。

 希さんはスイミングスクールにも通い、体幹(たいかん)を鍛えています。亮さんは、週3日の練習に加え、自宅(じたく)でのトレーニングを欠かしません。腕(うで)立て伏(ふ)せ、腹筋(ふっきん)運動、ダンベル運動を毎日します。

 2人を指導(しどう)する石飛清(いしとびきよし)さん(57)は「希さんは練習を休んだことがなく、あとは経験(けいけん)を積むだけ」と話し、亮さんについては「練習態度(たいど)がまじめで、後輩(こうはい)の面倒見(めんどうみ)が良く、リーダー的な存在(そんざい)」と期待を寄(よ)せています。

 頑張る2人の子どもに触発(しょくはつ)され、体力づくりもかねて父親の陽一(よういち)さん(37)は2年前から、母親の美紀(みき)さん(45)も2カ月前から空手を始めました。

 子どもたち2人の夢(ゆめ)は「オリンピックに出ること」。2020年に開催(かいさい)される東京オリンピック・パラリンピック競技(きょうぎ)大会組織(そしき)委員会は、開催都市に提案(ていあん)権が与(あた)えられている追加競技に、空手など五つの競技を国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めています。

 夢を叶(かな)えるため、これからも家族で練習に励みます。


≪プロフィル≫

【好きな科目】 体育と音楽   (希さん)
        体育      (亮さん)

【好きな食べ物】チーズハンバーグ(希さん)
        焼き肉     (亮さん)

【好きな言葉】 ありがとう   (希さん)
        努力      (亮さん)

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】
 オリンピックで世界一     (希さん)
 警察官(けいさつかん)    (亮さん)



2016年2月17日 無断転載禁止

こども新聞