三菱マヒンドラ農機 インド大手と部品相互供給

 農機大手の三菱マヒンドラ農機(松江市東出雲町揖屋、末松正之社長)は、インドの農機大手、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M)と、トラクター部品の相互供給に乗り出す。資本提携に伴う協業の第1弾で、両社の製品の品質向上やコストダウンを図るのが狙い。

 末松社長が29日取材に応じ、明らかにした。

 三菱マヒンドラ農機は、前身の三菱農機時代の2003年、M&MとOEM(相手先ブランドによる生産)契約を締結。同社の北米子会社向けにトラクターを輸出するなど、協力関係を築いており、15年10月の資本提携を受け、さらに踏み込むことにした。

 相互供給の対象となる部品は検討中だが、技術が求められる高付加価値品を三菱マヒンドラ農機、加工が容易な部品はM&Mが引き受ける方向で調整している。三菱マヒンドラ農機は海外販売の増加などで売り上げ増を図り、地元の協力会社に対する発注量の維持、拡大に努める。

 一方、末松社長は、新卒採用を17年春、6年ぶりに再開する計画も示した。

 円高や東日本大震災の影響を受け、経営不振に陥った11年から凍結していたが、15年9月末で債務超過を解消。新製品開発などを強化するためで、「これからの成長に向け、活力ある地元の人材を求めていく」とし、中途を含め、採用を活発化させるとした。

2016年3月1日 無断転載禁止