輝(き)らりキッズ 「郷土の誇り境漁港」アピール

海とくらしの史料館こども館長を務める三橋歩実君=境港市湊町、境小学校
カニの研究発表や催(もよお)し参加

 海とくらしの史料館(しりょうかん)こども館長

   三橋 歩実(みはし あゆみ)君(境小6年)


 島根県と鳥取県の県境(けんきょう)にある境港(さかいみなと)市は、全国有数の水揚(あ)げ量を誇(ほこ)る境漁港(さかいぎょこう)(境港市昭和(しょうわ)町)があり、水産業が盛(さか)んです。漁港のすぐ近くにあるのが、約700種、4千点の魚やカニ、エビなどの魚介(ぎょかい)類のはく製(せい)を展示(てんじ)している海とくらしの史料館(しりょうかん)(境港市花町)です。

 同館のこども館長を務(つと)めているのが、境小学校(境港市湊(みなと)町)の6年生、三橋歩実(みはしあゆみ)君(12)=境港市湊町。同館などで実施(じっし)されるイベントに、積極的に参加してきました。小学校卒業に合わせ、まもなく任期(にんき)を終える三橋君は「いろいろな人と話ができるようになった」と、成長を感じています。

 境港市には、JR境港駅から東に約800メートルの水木しげるロードがあり、年間200万人の観光客が訪(おとず)れます。さらに、その先も歩いてもらおうと、地元の人たちが、魚介類のオブジェを飾(かざ)る「おさかなロード」を整備(せいび)して、観光客を楽しませています。

カニについて研究をまとめた展示発表に見入る三橋歩実君(左)ら、境小学校の児童たち=境港市花町、海とくらしの史料館
 境小学校では、総合(そうごう)学習の時間などを活用して、おさかなロードにたくさんの人が歩くにはどうしたらいいか、学習しています。

 地域(ちいき)を元気にする活動に興味(きょうみ)を持った三橋君は、昨年夏、史料館が募集(ぼしゅう)した子ども館長に立候補(りっこうほ)しました。「楽しそうだし、地域の盛(も)り上げにもつながる」と思ったからだそうです。

 立候補者の中から、見事に選ばれた三橋君。同館館長の梅木俊朗(うめきとしろう)さん(64)は「地域振興(しんこう)への熱意が強かった」と話します。

 同史料館や、その周辺で開かれるイベントなどに、積極的に参加してきました。昨年11月には、山陰(さんいん)両県を中心に約700人が参加した「第7回妖怪(ようかい)ウオーク」であいさつする大役(たいやく)をこなしました。「緊張(きんちょう)したけど、参加者の人たちに『頑張(がんば)ったね』と言われて、うれしかった」と振(ふ)り返ります。

 境漁港が水揚げ量日本一を誇るカニについて、同級生と一緒(いっしょ)にグループで研究し、同史料館で展示発表もしました。カニを紹介(しょうかい)するコマーシャル風の動画も作成し、アピールに取り組みました。

 約8カ月におよぶこども館長の役目は終了しますが、境漁港がますます元気になってほしいと感じています。「県外はもちろん、海外からもたくさん観光客が来て、地域に笑顔(えがお)や元気がいっぱいになってほしい」と強調する三橋君。これからも、地域の活動に積極的に参加しようと意気込(ご)んでいます。


≪プロフィル≫

【好きな教科】社会

【好きな食べ物】すし

【好きな言葉】初心忘(しょしんわす)るべからず

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】自衛(じえい)隊員


2016年3月2日 無断転載禁止

こども新聞