輝(き)らりキッズ 全国水球競技メダルへ闘志

連係プレーの練習に励む北川絢菜さん=江津市嘉久志町、市民プール
広島とのチーム 県内でただ一人出場へ

 15歳以下女子

   北川 絢菜(きたがわ あやな)さん(江津・津宮小6年)


 江津(ごうつ)市内の女子児童が、3月下旬(げじゅん)に千葉県で開かれる第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技(きょうぎ)大会の水球競技に出場します。同市都野津(つのづ)町の市立津宮(つのみや)小学校6年の北川絢菜(あやな)さん(12)で、広島県との合同チーム「広島水球クラブ」の15歳(さい)以下女子チーム(7人)のメンバーに島根県内からただ一人選ばれました。北川さんはメダル獲得(かくとく)を目標に掲(かか)げ、練習に励(はげ)んでいます。

 2月中旬の日曜日の夜、同市嘉久志(かくし)町の市民プールで、北川さんは男子中学生に交じり「水中の格闘技(かくとうぎ)」とも言われる水球競技の練習に打ち込(こ)んでいました。身長150センチと小柄(こがら)ながら「年上の選手と高いレベルで練習することで技術、体力とも鍛(きた)えられる」と、気後(おく)れせず男子選手と競(せ)り合い、果敢(かかん)にゴールを狙(ねら)う姿(すがた)が印象的でした。

 北川さんが所属(しょぞく)する「島根水球クラブ」(江津市)には、小学4年生~高校2年生までの約10人が在籍(ざいせき)。市民プールや江津高校を練習会場に、週2回ほど汗(あせ)を流します。女子選手は北川さんだけですが、指導(しどう)する田中貴士監督(たかしかんとく)(27)は「物おじしない性格(せいかく)で、肩(かた)や脚(あし)の力も強い。泳力を付ければもっと伸(の)びる」と素質(そしつ)に太鼓判(たいこばん)を押(お)します。

練習後、チームメートらと反省点などを話し合う北川絢菜さん(左から4人目)=江津市嘉久志町、市民プール
 水球を始めたのは小学3年生の時。もともと水泳やハンドボールといった運動が得意だったことに加え、同クラブ所属の兄綾大(りょうた)さん(15)=江津市立青陵(せいりょう)中学校3年=の影響(えいきょう)や周囲の誘(さそ)いもあり、練習に参加するようになりました。当初は「ずっと泳ぎっぱなしでつらかった」そうですが、仲間の温かなサポートを受け「みんなが優(やさ)しいので、楽しく競技を続けられている」と話します。

 水球は1チーム7人構成(こうせい)です。ただ、中国地方全体でも女子競技者は少なく、北川さんは広島県選手との合同チームの一員として全国の舞台(ぶたい)に臨(のぞ)みます。全国大会は、初出場だった小学5年生の春季大会以降(いこう)、春夏の大会合わせて4度目となります。今年の合同チームは、北川さん以外は全員中学生といいます。

 広島県選手との合同練習は機会が限(かぎ)られるため、細かな連係プレーなどはまだ手探(てさぐ)り状態(じょうたい)ですが、チーム最年少の北川さんは「試合に出るからには思い切って戦い、メダルを持って帰りたい」と、近づく全国大会に向けて闘志(とうし)を燃(も)やしています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】理科、体育、図工

【好きな食べ物】たこやき

【趣味(しゅみ)】お菓子(かし)作り

【尊敬(そんけい)する人】祖父(そふ)

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】パティシエ


2016年3月9日 無断転載禁止

こども新聞