輝(き)らりキッズ 鳥取のジュニア柔道けん引

合宿で学んだ内容を生かして、熱心に練習する神田舞里花さん(左)=米子市河崎、市営武道館
全日本強化合宿 中国女子を代表し参加

  神田 舞里花(かんだ まりか)さん(米子・住吉(すみよし)小6年)


 全国での活躍(かつやく)を目指して、鳥取県のジュニア柔道(じゅうどう)をけん引する選手が米子市にいます。米子市立住吉(すみよし)小学校6年の神田舞里花(かんだまりか)さん(12)は、2月12~14日に東京都内であった、全日本ジュニア柔道強化合宿に中国5県の女子代表として参加しました。強豪(きょうごう)選手との合宿を終えて「たくさん投げられたけど、自分の力が通用する自信がついた」と、楽しげに話します。

 神田さんは4歳(さい)の時、市内の小学生が所属(しょぞく)する「米子市柔道少年団(だん)」で、祖父(そふ)の寺坂公(てらさかあきら)さん(69)が先生をしていたことがきっかけで柔道を始めました。現在(げんざい)は、寺坂さんら10人の先生に指導(しどう)を受けて、38人の仲間と週3回、寝技(ねわざ)をかけたり、打ち込(こ)みをしたりして約2時間の練習に取り組んでいます。

 得意技は「内股(うちまた)」と「大内刈(おおうちが)り」の二つです。内股は自分の体格(たいかく)に合った技として長年磨(みが)き上げた技で、大内刈りは6年生になってから練習を始め、試合でも決められるようになりました。「技をかけるときに力任(まか)せになりがちなので、キレを上げてスパッと出したい」と、課題を意識(いしき)して練習しています。

 家族であり、指導者でもある寺坂さんは、神田さんの強さの要因(よういん)について「体力があるし、練習量も少年団の中で一番多い。真正面から相手に向かっていくがむしゃらさが一番の武器(ぶき)」と話します。

柔道少年団の先生から指導を受ける神田舞里花さん(左)=米子市河崎、市営武道館
 練習が実を結び、昨年は8月に山梨(やまなし)県甲府(こうふ)市であった学年別の全国大会に出場し、個人(こじん)戦1回戦で神奈川(かながわ)県の選手に勝利しました。同月に山口県萩(はぎ)市で行われた中国地区少年柔道の強化合宿では、中国地区強化選手に女子で唯一(ゆいいつ)選ばれ、県内の選手で初となる快挙(かいきょ)を成し遂(と)げています。

 強化選手として参加した全日本合宿では、各地区の選抜(せんばつ)選手や、全国大会の上位入賞者とも友達になり、トップクラスの技術(ぎじゅつ)を学びました。柔道の練習だけでなくあいさつや礼といった「礼節」の大切さや栄養学、オリンピック出場経験(けいけん)者が取り組んでいた練習の内容も学びました。

 「柔道を続けて根性(こんじょう)がついたし、試合の時は気持ちで負けないように意識している。得意技で一本勝ちした時が、一番うれしい」という神田さん。着実に技術を磨く中、4月からは中学校の部活に活躍の場を移(うつ)します。「全国で名前を残す選手になりたい」と意気込みを語る神田さんの目は、次なる大舞台(おおぶたい)を見据(す)えています。


≪プロフィル≫

【好きな教科】体育

【好きなこと】テレビ鑑賞(かんしょう)

【好きな色】紫(むらさき)

【好きな本】YAWARA!


2016年3月16日 無断転載禁止

こども新聞