輝(き)らりキッズ 神楽舞とサックスに熱中

所属する高津神楽社中の公演で「塩祓」を舞う寺井咲希子さん=益田市高津2丁目、高津公民館
人前での表現 意欲的

 和と洋の音色楽しむ

   高津社中(益田)・吉田小吹奏楽部 寺井 咲希子(てらい さきこ)さん


 島根県西部の伝統芸能(でんとうげいのう)・石見神楽(いわみかぐら)の社中(しゃちゅう)で神楽を習い、部活動でサックス演奏(えんそう)に取り組む小学生が益田(ますだ)市にいます。同市立吉田(よしだ)小学校6年、寺井咲希子(てらいさきこ)さん(11)です。和と洋の音色(ねいろ)が「両方大好き」と話す咲希子さん。持ち前の物おじしない性格(せいかく)で、うまくなろうと一生懸命(いっしょうけんめい)です。

 咲希子さんが神楽を始めたのは、益田市の高津(たかつ)神楽社中に入っている三つ上の兄、悠斗(ゆうと)さん(14)=益田市立益田中学校3年=の影響(えいきょう)です。

 小学1年生のとき、悠斗さんの練習を見に行き、鬼(おに)と神が戦う場面の盛(も)り上がりに感動し、自分もやってみたいと思いました。

出雲芸術アカデミー音楽院の講師からサックスの演奏方法を学ぶ寺井咲希子さん(中央)=益田市有明町、島根県芸術文化センター・グラントワ
 1年間は練習を見て舞(まい)や笛(ふえ)などの奏楽(そうがく)のリズムを体で覚え、2年生で正式に社中に入り、4年生までの3年間は奏楽を頑張(がんば)ってきました。舞を教えてもらったのは5年生からで、神楽舞の基礎(きそ)となる所作(しょさ)が全て含(ふく)まれているとされ、場を清める意味のある演目(えんもく)「塩祓(しおはらい)」を習っています。

 今年3月に、同市高津2丁目の高津公民館であった同社中の単独(たんどく)公演「高津神謝祭(かんしゃさい)」のオープニングで、塩祓を披露(ひろう)しました。「まだまだ下手(へた)だと感じている。もっと上手(じょうず)になりたい」と話します。

 母親の佳子(よしこ)さんは「積極的な面がある子です」と優(やさ)しく見守っています。

 サックスは小学4年生のとき、吉田小の吹奏楽(すいそうがく)部に入り、始めました。「サックスは見た目がかっこよくて、音もかっこいい。うまく吹(ふ)けたらいいなと思っています」と話します。

 今年1月には、益田市有明町(ありあけちょう)の島根県芸術(げいじゅつ)文化センター・グラントワであった、出雲(いずも)Jr(ジュニア)フィルのコンサートで、同フィルと共演しました。昨年12月から、同フィルの指導(しどう)者に演奏の手ほどきを受けました。

 「短い期間で集中して練習できたのはよい経験(けいけん)でした」と笑顔(えがお)をみせます。

 神楽舞とサックス。大勢(おおぜい)の人の前で表現(ひょうげん)することは同じだと考えています。「本番は緊張(きんちょう)するけど、拍手(はくしゅ)をもらうとすごくうれしく、気持ちいい。これからも頑張りたい」と意欲(いよく)十分です。


≪プロフィル≫

【好きな科目】体育、音楽

【好きな食べ物】ピザ、みかん

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】保育士(ほいくし)

2016年4月27日 無断転載禁止

こども新聞